[粉末プロパティ]タブ

[粉末プロパティ]タブでは、粉末射出成形シミュレーションを実行できるように、供給原料の詳細を指定できます。

このダイアログ ボックスにアクセスするには、3D モデルが存在すること、および成形プロセスとして[粉末射出成形]を選択していることを確認します。

([ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [プロセス設定ウィザード])をクリックします。

必要に応じて[次へ]をクリックし、[アドバンス オプション]ボタンがあるページにナビゲートします。

[アドバンス オプション]をクリックし、[編集]([成形材料]に関連付けられている)をクリックしてから、[粉末プロパティ]タブを選択します。

ダイアログ ボックスのウィジェット 説明

粉末半径

粉末半径の既定値は、10 ミクロンです。より正確な解を得るには、材料メーカーから提示されている値を入力します。

初期粉末体積濃度

初期粉末体積率は、材料メーカーから提示されている、供給原料内の粉末の割合です。

最大粉末体積濃度

最大粉末体積率は、サスペンション内で取り得る粉末の最大濃度です。材料でこの値が分からない場合は、既定値でもある 68% が妥当な値です。

粒子応力係数

供給原料について入力する情報が多いほど、シミュレーションはより正確になります。

Kn

Kn はフィッティング パラメータです。値を増やすと粉末の分離効果が強くなります。既定値は 3.0 です。

Lambda 1

Lambda 1 は実験データの測定値であり、流れ方向の垂直応力テンソルを表します。既定値は 1.0 です。

Lambda 2

Lambda 2 は実験データの測定値であり、垂直流れ方向の垂直応力テンソルを表します。既定値は0.8です。

Lambda 3

Lambda 3 は実験データの測定値であり、カール方向の垂直応力テンソルを表します。既定値は 0.5 です。