充填過程で 2 つ以上のフロー パスが合流したときに発生する、構造的なぜい弱部分または目視できる外観不良のことです。
ウェルド ラインは、成形品の穴またはインサート、複数の射出ゲート、部分的な肉厚の違いが原因で発生し、このような場所では、ためらいや"レーストラック現象"が起こり得ます。異なるフロー フロントが合流する前に冷却されると、うまく再合流できずに、成形品にぜい弱部分が生じる可能性があります。線、ノッチ、または色むらが発生することがあります。
ウェルド ラインの品質は、材料の種類、フィラーの種類と量、およびウェルド ラインの圧力と温度に左右されます。
ウェルド ラインは、強度があまり重要でなく、外観が目立たない領域に移動してください。ウェルド ラインは、次を変更することで移動できます。
- ゲートの位置および寸法
- 肉厚
注: モデルのメッシュが粗すぎると、スタディ タスク ペインのウェルド ラインの結果では、すべてのウェルド ラインを表示しきれないことがあります。
3D メッシュ成形品は、ウェルド サーフェスを表示することもできます。これは成形品肉厚方向のサーフェスで、ここでフロー フロントが合流します。充填の残り時間でウェルド サーフェスがどのように移動するかは、成形品の品質にも影響します。成形品全体に分散したウェルド サーフェスの場合、ウェルド サーフェスが形成された状態で固化した場合よりも構造的な整合性が高くなります。