3D メッシュを使用した成形品インサートのモデリング

ヒント:
  • MDL 6.0 およびそれ以降のバージョンを使用した、アセンブリのメッシュが可能。これにより、成形品と成形品インサート間のメッシュを適切に生成できる。
  • [直接インポート]を使用して CAD アセンブリをインポートした場合は、アセンブリをメッシュする前に各ボディにプロパティを直接割り当てることができる。たとえば、アセンブリのボディの 1 つに[成形品インサート(3D)]プロパティを割り当てることができる。
注: 成形品と成形品インサートのメッシュは同じ座標系でモデリングする必要があります。
  1. 別の CAD ファイルで成形品インサートのモデルを作成し、新しいスタディ ファイルにインポートします。
  2. 成形品と同じ密度を持つ Dual Domain メッシュとして成形品インサートのメッシュを生成します。
  3. 3D メッシュを作成する前に、成形品インサート要素がプラスチック成形品要素と完全に一致するようにします。これにより、成形品インサート要素とプラスチック成形品要素の面が完全に接触するようになります。 成形品インサートがプラスチック成形品と完全に一致しているかを確認するには、次の手順を実行します。
    1. アプリケーション ボタン をクリックし、[追加] ([開く] > [追加])をクリックして成形品スタディを成形品インサート スタディに追加します。
    2. [表示]タブ > [外観]パネル > [エンティティ]をクリックします。
    3. [既定の表示]タブで、すべてのメッシュ要素を[透明 + 要素エッジ]に設定し、[OK]をクリックします。
    4. プラスチック成形品と成形品インサートのメッシュが完全に一致しているかを確認します。
      ヒント: 切断平面を使用することで、メッシュを表示できます。
    5. メッシュが一致していない場合は、プラスチック成形品と一致していない成形品インサートの部分を削除し、インポートしたプラスチック成形品要素を使用して、成形品インサートを再度作成します。
      注: フリー エッジ、穴、オーバーラップ、交差などのメッシュ不良がないことを確認します。
    6. プラスチック成形品モデルの残りの部分を削除します。
  4. 成形品インサートのメッシュ タイプを 3D に変更して、3D メッシュを作成します。
  5. メッシュ修復ウィザードを使用して、3D メッシュの品質を確認します。
  6. 成形品インサートのすべての要素に、[成形品インサート(3D)]プロパティを割り当てます。
  7. 次の [成形品インサート] プロパティに値を割り当てます。
    • 材料 (金属または樹脂)
    • 局部金型表面温度制御(インサートが樹脂に接触していない箇所。既定ではインサートが金型に接触していると想定)
    • 掛け数 (成形品と同じ値である必要があります)
    • 金型プロパティ (成形品インサートが接触している金型要素のプロパティ)
    • 初期温度 (成形品インサートを加熱する場合)
  8. アプリケーション ボタン[追加] ([開く] > [追加])をクリックして、成形品モデルに成形品インサートを追加します。