変位量結果は、成形品の各ノードにおける変位(反り解析または応力解析)、あるいはワイヤーまたはパドルの各ノードにおける変位(半導体封止成形解析)を示します。
これは、 ベスト フィット 手法に基づいて元の形状と変形後形状が最も適合するようにオーバーレイする、または定義されたアンカー平面に基づきます。これは、 を使用して定義できます。
実変位プロットでは、成形品の予測総変位が示されます。これは、既定の ベスト フィット 手法(上記を参照)または定義されたアンカー平面に基づきます。
変位量値がかなり小さい場合は、[プロット プロパティ]ダイアログ ボックスの[変位量]タブにある[表示倍率]設定を使用して、すべてに軸方向または選択した方向のみの変形表示を拡大します。変位量結果は、アニメーション ツールを使用してアニメーション化できます。アニメーションでは、指定した表示倍率で、成形品形状の変化を変形前形状(表示倍率 = 0)から最終的な変形後形状まで示します。成分変位プロットは、特定の方向の変位量を調べる場合に効果的です。
[結果の確認]ツール の使用は、選択したノードの変形前と変形後の座標、および選択した連続する 2 つのノード間の変形前と変形後の距離を示すため、変位プロットにおいて特に効果的です。
[反りの原因の特定]オプションをアクティブ化した反り解析では、総変位結果が表示されるだけでなく、定義された反りの要因(収縮差、配向の影響、および冷却差)に基づいて総変位が分類されます。Midplane および Dual Domain 解析では、コーナー効果に起因する反りも表示されます。最大変位量値を持つ要因は、反りの主要因と考えることができます。反りの主要因を特定したら、その要因に応じて、全体的な反りを低減するための具体的な措置をとることができます。