磁束密度結果

磁束密度結果は、金型内の磁場を示します。

この結果の取得

メッシュ タイプ:
  • Dual Domain
  • 3D
次を含む解析順序:
  • 冷却(FEM)

この結果は、既定ではスタディ タスク ペインに表示されません。代わりに、解析の実行後に[新規プロット]として作成できます。それには、[新規プロット] ([結果]タブ > [プロット]パネル > [新規プロット] > [プロット])をクリックします。 [磁束密度][利用可能な結果]に表示されます。

この結果の使用法

図 1 は、このベクトル プロットの例を示します。色は磁場の強度を示し、ベクトルの方向は、金型内の磁場が相互に作用する方向を示します。場合によっては、金型内の特定の領域の磁場は互いに相殺しあうことがあり、そのような領域ではジュール熱は非常に小さくなります。磁場の強度も、インサートに選択した材料によって弱まることがあります。そのような場合は、このプロットで確認することができます。

磁場は、表皮厚さ領域、または成形品と接触するインサートの表皮に非常に近い層で最も強くなるはずです。あまり強くない場合は、別の材料または形状を使って金型を再設計します。

図 1: 金型内の磁束密度結果

確認事項

  • 磁場は規則的に表示され、ベクトルが金型内の特定のコンターに従っていて、あらゆる点から見て磁場が同じ方向になっていることを確認します。
  • 磁場の強度は、インサートの領域内の低強度の領域を示しているはずです。その場合、磁場が互いに相殺しあっているか、インサート用に選んだ金属が不適切である可能性があります。

プロットが順序よく表示されない場合は、モデルを確認します。結果が正しいように見えても、磁場の強度が低い場合は、インサートの位置を変えるか、インサートの材料を変えます。