[Solver API タブ]ダイアログ ボックス

[Solver API タブ]ダイアログ ボックスは、ソルバー計算のいくつかにユーザ独自のアルゴリズムと材料データを使用できるようにします。

このダイアログ ボックスを表示するには、3D モデルが存在することを確認してから、 ([ホーム]タブ > [成形プロセス設定]パネル > [プロセス設定])をクリックします。必要に応じて[次へ]をクリックし、[アドバンス オプション]ボタンがあるページにナビゲートします。[アドバンス オプション]をクリックし、[ソルバー パラメータ]に関連付けられている[編集]をクリックしてから、[Solver API]タブを選択します。

ウィジェット 説明

ソルバー API を有効化

Solver API は、既定ではオフになっています。有効にする場合は、このチェック ボックスをオンにします。
注: このボックスをオフにすると、このタブの他のオプションは無視されます。

一般的な文字

このダイアログ ボックスに情報を入力することは任意ですが、お勧めします。[一般的な文字]の文字列は、Solver API を有効にしているときには常に使用できます。インターフェース関数 SolverUtilityWp3dGetGeneralConfig は流動解析中にこの文字列を取得し、SolverUtilityHb3dGeneralGetConfig は反り解析用にこの文字列を取得します。

モデル
  • 粘度モデル
  • pvT モデル
  • コア シフト モデル
各モデルには次の 2 つのオプションがあります。
  • 標準モデル

    これは既定のオプションで、標準の Moldflow モデル、および Moldflow 材料ライブラリからのデータを使用して、パラメータを計算します。

  • ユーザ モデル(MoldflowUserFunctions から)

    このオプションは、ユーザ独自のデータとモデルがあり、ソルバーの呼び出し用にユーザ独自の C 関数を作成し、共有ライブラリ オブジェクトをコンパイルし、それを Insight インストールのバイナリ フォルダ(通常、C:¥Program Files¥Autodesk¥Moldflow Insight 20xx¥bin)にコピーしている場合に選択します。

パラメータのテキスト

このエントリは、[ユーザ モデル(MoldflowUserFunctions から)]オプションを選択した場合にのみ、各モデルで使用可能になります。

このダイアログ ボックスに情報を入力するのは、オプションです。ただし、解析セットとセット内の一部のパラメータを変更したい場合に特に便利です。

インターフェース関数は各ユーザ モデルに提供されるため、ユーザ独自のコードから文字列を読み込むことができます。インターフェース関数は、SolverUtilityHb3dViscosityGetConfigSolverUtilityHb3dPVTGetConfig、フロー用の SolverUtilityHb3dCoreShiftGetConfig、反り用の SolverUtilityWp3dGetPVTConfig などがあります。各文字列には、最大 256 文字を入力します。

これには次のような使用例があります。
  • コードがアクセスできる、スタディ内のパラメータ値を格納します。
  • ファイル名を格納します。
  • 特定のスタディ ファイルの側面を説明するテキストを追加します。