ワークフロー: デザイン オプション

建物モデル用のデザイン オプションのセットを作成するには、次の手順を実行します。

一般的に、デザイン オプションを使用するプロセスは次のとおりです。

  1. デザイン オプションを展開するエリアを決定します。

    例: 建物の入り口廻りに 1 つのデザイン オプションのセットを作成し、屋根に 2 番目のデザイン オプションのセットを作成することができます。

  2. すべてのデザイン オプションに共通するすべての要素が含まれた建物モデルを作成します。(これがメイン モデルになります。)

    例: 最初に基礎、床、壁、および建物のその他のパートが含まれた建物を作成します。入り口廻りまたは屋根に属する要素は含めないでください。これらの要素はデザイン オプションを使用して追加されます。

    注: 要素を建物に追加した後で、デザイン オプションのパートにする必要があると判断した場合は、それらの要素をデザイン オプションに移動させることができます。「モデルからデザイン オプションに要素を移動する」を参照してください。
  3. 各エリアにデザイン オプション セットを作成します。

    例: 「Entry (入り口廻り)」という名前のデザイン オプション セットと「Roof (屋根)」という名前のデザイン オプション セットを作成します。

    詳細については、「デザイン オプション セットを作成する」を参照してください。

  4. 各デザイン オプション セットで、一次オプションを編集します。

    デザイン オプション セットを作成すると、Revit もそのセット用の一次オプションを作成します。一次オプションは一般的に優先されるデザインまたは選択する可能性が高いと考えられるデザインです。これは、既定ではプロジェクト ビューに表示されます。その他のデザイン オプションは指定した場合にのみ表示されます。

    一次オプションを編集して必要に応じて要素をデザインに追加します。(「デザイン オプションを編集する」を参照してください)。別の方法については、「デザイン オプションのないメイン モデルを表示する」を参照してください。

  5. 各デザイン オプション セットに二次オプションを作成します。

    各セットには 1 つまたは複数の二次オプションを作成できます。「1 つまたは複数の二次デザイン オプションを追加する」を参照してください。

    例: 入り口廻りのオプション セットには、「Revolving Door (回転ドア)」と「Two Double Doors (2 つの両開き)」という名前の二次オプションを作成します。

    一般的に、オプションで変更または参照される要素は、メイン モデルではなく、デザイン オプションに属する必要があります。「デザイン オプションの要素を参照する」と「モデルからデザイン オプション セットに要素を移動する」を参照してください。

  6. 各デザイン オプションを表示するビューを作成します。

    既定では、すべてのプロジェクト ビューには、一次デザイン オプションのみを含むメイン モデルが表示されます。二次オプションを表示するには、二次オプションを表示するプロジェクト ビューを作成します。(これを、専用ビューと呼びます。)その後、それらのビューをシートに配置し、デザインをクライアントに提示できます。「ビューをデザイン オプション専用にする」を参照してください。

  7. デザイン オプションをメイン モデルに組み入れます。

    クライアントが各オプション セットのオプションを選択した後で、選択したデザインをメイン モデルに組み込むことができます。この処理によって、デザイン オプション セットは削除され、セット内の他のオプションが使用できなくなり、選択したオプションが建物モデルのパートになります。「デザイン オプションをメイン モデルに組み入れる」を参照してください。