注:
このセクションの情報は、線形構造解析および非線形構造解析に適用されます。
表面ピン拘束を円筒面に適用すると、円筒面が半径方向、軸方向、接線方向を組み合わせた方向に移動または変形するのを防ぐことができます。
- 適切な表面を選択します。
- グラフィックス表示で右クリックして、[追加]をクリックします。
- [表面ピン拘束]を選択します。
- [ピン拘束オブジェクトを作成]ダイアログ ボックスで、適切な設定を選択します。
- [半径を固定]: 半径方向に移動、回転、または変形できないように表面を拘束します。この設定を選択すると、くい込みおよび分離しなくなります。
- [接線を固定]: 回転できないように表面を拘束します。この設定は、表面がピンの円周を接線方向に移動しないようにする場合に選択します。
- [軸を固定]: 軸方向に移動できないように表面を拘束します。この設定は、表面がピンの長さに沿って移動しないようにする場合に選択します。
ピン拘束の説明を追加することもできます。
- [OK]をクリックします。
注意: ピン拘束の動作には既知の問題があります。アセンブリの隣接するパーツと交差している表面にピン拘束を適用すると、表面は過剰拘束になり、不正な解析結果を生成する場合があります。この問題を回避するには、2 つの回避策があります。
- CAD モデル内の円筒サーフェスを分割して、ピン拘束表面が隣接するパーツにまで延長されないようにします。次に、CAD モデルを再インポートし、短縮された円柱状の表面にピン拘束を適用します。しかし、ピン拘束表面が異なるパーツの表面にオーバーラップすることや、隣接するパーツとエッジを共有することが許容されるわけではありません。
- または、円筒のローカル座標系(LCS)を定義して、表面にピン拘束ではなく一般拘束を適用することもできます。正しく定義された円筒の LCS に対する適切な一般拘束は次のとおりです。
- Tx = 径方向並進拘束
- Ty = 接線方向並進拘束
- Tx = 軸方向並進拘束