Helius PFA を ANSYS と一緒に操作する方法について学習します。
ANSYS 用 Helius PFA は、USER10、USOLBEG、USOLFIN、USERMAT ユーザがプログラム可能な機能(UPF)を介して実装されます。次のツールは、ANSYS 用 Helius PFA と一緒にインストールされます。
- ANSYS MAPDL 用 Helius PFA プラグイン: このプラグインは Helius PFA とともに使用し、ANSYS ユーザ材料定義の作成を補助します。これは ANSYS ツールバーの[HELIUS]ボタンを使用して、ANSYS MAPDL からアクセスします。
バッチ モード
Helius PFA とともにインストールされる Windows バッチ ファイルを使用すると、コマンド ラインから ANSYS 入力ファイルを使用して、Helius PFA と一緒に ANSYS を実行することが容易になります。
このファイルは、HPFADIR¥bin¥ansys-helius.bat に保管されており、テキスト エディタを使用して変更することによって、特定のニーズに対応することもできます。このファイルを実行するには、次の手順に従ってください(下図を参照)。
- .ans 拡張子を使用して、ANSYS 入力ファイルを保存します
- デスクトップまたは[スタート]メニューにあるショートカットを使用して、Helius PFA コマンド シェルを開きます。
- 手順 1 で保存したファイルが格納されているフォルダに移動します
- 次のコマンドを使用してジョブを実行します
ansys-helius VERSION FILE
ここで、VERSION は対象の ANSYS バージョンに応じて 170、171、172、180 のいずれかとし、FILE は手順 1 で保存した入力ファイルの名前とします。
GUI モード
Helius PFA とともにインストールされるランチャー ユーティリティを使用すると、Helius PFA にアクセスするための ANSYS Classic グラフィカル ユーザ インタフェース(GUI)の実行が容易になります。
ランチャーを実行するには、デスクトップに作成されたショートカット、または[スタート]メニューのプログラム リストにある Autodesk フォルダで[ANSYS APDL Launcher]を選択します。
このユーティリティは、ANSYS の環境変数を確認することによって、インストールされている ANSYS のバージョンを検出します。
- ANSYS 17.0 - %ANSYS170_DIR%
- ANSYS 17.1 - %ANSYS171_DIR%
- ANSYS 17.2 - %ANSYS172_DIR%
- ANSYS 18.0 - %ANSYS180_DIR%
これらの変数を設定していない場合は、ランチャー アプリケーションを実行できません。インストールされている ANSYS のバージョンがランチャーによって検出されると、小さなウィンドウが開き、そこから対象の ANSYS バージョンを選択できます。対象の ANSYS バージョンを選択した後、[OK]をクリックします。これにより、適切な環境変数が設定された既定の ANSYS Product Launcher が起動し、Helius PFA が正常に機能するようになります。