Helius PFA 環境ファイルで定義できる変数を確認します。
すべての変数は未定義のままにしておくことができます。その場合、Helius PFA では既定値が使用されます。
ネットワーク ライセンスにのみ適用されます。
この変数はライセンスを取得できない場合に、解析を終了する前にライセンス キューで待機する時間(秒単位)の最大数を指定する整数です。ライセンス キューには、Helius PFA ライセンス機能のチェックアウトを試みて、ライセンスがすべて使用中である場合に入ります。
LICENSE_Q_MAX = 600明示的に定義されていない場合、LICENSE_Q_MAX には 既定値の 3600 秒(1 時間)が使用されます。
ネットワーク ライセンスにのみ適用されます。
この変数は、ライセンス キューで待機中にライセンス サーバに ping を送る時間増分(秒単位)を指定する整数です。
LICENSE_Q_DEL = 20
明示的に定義されていない場合、LICENSE_Q_DEL には既定値の 30 秒が使用されます。
Linux 上のネットワーク ライセンスにのみ適用されます。
この変数は、0 (オフ)または 1 (オン)を設定できる整数です。既定では 0 (オフ)に設定されています。ネットワークの場所から Helius PFA を実行中であることを示すには、1 の値を使用します。つまり、Helius PFA は目的のコンピュータにインストールされていません。この変数の最も一般的な使用法は、Linux クラスタ上で実行する場合です。
MATERIAL_FILE_DIR 変数は、Helius PFA に対して材料フォルダを指定します。この変数が未定義の場合、既定は次のとおりです。
MATERIAL_FILE_DIR = 'HPFADIR\Materials'
ここで、HPFADIR は基本の Helius PFA インストール フォルダに置き換えられます。この変数の Windows 用の例を次に示します。
MATERIAL_FILE_DIR = 'C:\Users\user\Materials'
Linux 用
MATERIAL_FILE_DIR = '/usr/local/autodesk/hpfa2018/materials'
USUB_LIB_DIR 変数(abaqus_v6.env ファイル内の usub_lib_dir と混同しないように注意してください)は、Helius PFA に対して Helius PFA ユーザ サブルーチン ライブラリ(heliusU.dll または libheliusU.so)を指定します。ライブラリを格納するフォルダの値を取ります。
Helius PFA はまず作業フォルダからユーザ サブルーチン ライブラリをロードしようとします。これが作業ディレクトリ内に存在しない場合は、Helius PFA 環境設定ファイルで USUB_LIB_DIR を確認します。これが失敗した場合、ユーザ サブルーチン ライブラリは使用されません。
USUB_LIB_DIR の Windows 用の例を次に示します。
USUB_LIB_DIR = 'C:\Users\user’
Linux 用
USUB_LIB_DIR = '/home/user'