ステップ 2 - 飾り板の枠線と文字を加工

ここでは、飾り板の枠線(オフセットしたベクトル)と文字(ベクトル テキスト)を加工する、輪郭加工ツールパスを作成します。5mm のエンド ミルを使用して、飾り板の枠線と Reception の文字を加工します。

次の方法で、ツールパスを作成します。

  1. プロジェクト ツリーの ツールパス をクリックします。ツールパス パネルが表示されます。
  2. 2D ツールパス セクションの 輪郭加工ツールパスを作成 をクリックします。2D 輪郭加工 パネルが表示されます。
  3. 加工するベクトルを選択します。
    1. 輪郭加工のタイプと使用するベクトル セクションの 輪郭 ドロップダウン リストから、外側選択ベクトル を選択します。
    2. Shift キーを押しながら、オフセットしたベクトルとベクトル テキストを選択します。ベクトルが紫で表示されます。

      ヒント: この例のようなビューにするには、3D ビュー ツールバーの アイソメトリック 1 ビュー をクリックします。
  4. 選択したベクトルを輪郭加工するための工具を選択します。
    1. 輪郭加工の工具 セクションの、クリックして選択 をクリックして展開します。工具データベース ダイアログが表示されます。
    2. 工具と工具グループ リストから、工具と工具グループ > Metric Tools > Wood or Plastic > Roughing and 2D Finishing > End Mill 5mm を選択します。工具 / グループ説明 セクションに、工具の詳細が表示されます。
    3. 選択 をクリックします。ダイアログが閉じます。
  5. ツールパスの詳細を指定します。
    1. 輪郭加工のタイプと使用するベクトル セクションの 仕上げ代0 を入力して、工具と、選択したベクトルとの距離を指定します。
    2. 加工深さ セクションの 開始高さ0 を入力して、材料のサーフェスからの距離を指定します。この位置から加工を開始します。
    3. 最終深さ10 を入力して、材料のサーフェスからの距離を指定します。この位置まで加工します。
    4. トレランス0.01 を入力して、工具と、レリーフとの間の偏差の精度を制御します。
    5. 輪郭加工の工具 セクションの 加工方向 ドロップダウン リストから ダウンカット を選択して、アップカットではなくダウンカットで加工します。ダウンカットでは、工具の歯が送りと同じ方向に回転します。通常、より滑らかに仕上げることができ、工具寿命も長くなります。
    6. オプション セクションの、回避高さホーム をクリックして展開します。
    7. 回避高さ10 を入力して、材料のサーフェスから上の高さを指定します。ツールパス セグメント間で、工具はこの高さから早送り移動することができます。
    8. ホーム (X)0ホーム (Y)0ホーム (Z)10 を入力して、工具の開始位置と終了位置を指定します。
  6. 飾り板の材料シートの、寸法を指定します。
    1. オプション セクションの、クリックして材料を定義 をクリックして展開します。材料設定 ダイアログが表示されます。

    2. 材料の厚さ20 を入力します。
    3. OK をクリックします。ダイアログが閉じて、3D ビューに透明な材料シートが表示されます。
  7. ツールパスの 名前輪郭加工 1 を入力します。
  8. 生成 をクリックします。

    ツールパスが算出され、ArtCAM のプロジェクト ツリーの ツールパス 以下に、輪郭加工 1 が表示されます。

    ツールパスが赤、早送り移動が青で表示されます。

  9. プロジェクト ツリーの 輪郭加工 1 の横に表示されている アイコンをクリックして、ツールパスを非表示にします。アイコンが に変化します。
  10. 3D ビューでクリックして、ベクトルの選択を解除します。