外部参照、ブロックの設定を使用して、外部参照、ブロックからスペースを生成するには

外部参照またはブロック内では、オブジェクトをスペースの境界オブジェクトとして定義することができます。これらのオブジェクトは、ホスト図面でスペースを生成するのに使用できます。

ホスト図面の外部参照から境界オブジェクトを使用するには、その外部参照の[境界スペース]プロパティを[はい]に設定する必要があります(外部参照の挿入時には、[はい]が既定の設定です)。外部参照の[境界スペース]プロパティを[はい]に設定すると、外部参照のオブジェクトの[境界スペース]プロパティも[はい]に設定され、ホスト図面でのスペース生成にそのオブジェクトが使用されます。外部参照の[境界スペース]プロパティが[いいえ]に設定されている場合は、オブジェクトの[境界スペース]プロパティが[はい]に設定されているかどうかにかかわらず、ホスト図面でスペースを生成するときに外部参照のオブジェクトはすべて無視されます。

  1. 外部参照図面で目的のオブジェクトの[境界スペース]プロパティを[はい]に設定します。
  2. スペースを生成するホスト図面に図面を参照します。
  3. 外部参照を選択します。
  4. プロパティ パレットで、[詳細]カテゴリを展開します。
  5. [境界スペース]プロパティが[はい]に設定されていることを確認します。
  6. スペースを生成します。
注: プロジェクト ナビゲータでは、外部参照に対する[境界スペース]プロパティの既定の設定が異なります。既定では、プロジェクト ナビゲータから要素、構成、ビューにアタッチされた外部参照では、[境界スペース]プロパティが[はい]に設定されています。また、プロジェクト ナビゲータからシートにアタッチされた外部参照では、[境界スペース]プロパティが[いいえ]に設定されています。

ブロックも外部参照と同じ原則に従って機能します。ただし、ブロックに対する[境界スペース]プロパティの既定の設定が、ブロック内のオブジェクトの[境界スペース]プロパティに依存する点が異なります。ブロック内のオブジェクトの[境界スペース]プロパティが[はい]に設定されていない場合は、ブロックの[境界スペース]プロパティは[いいえ]に設定されます。ブロック内の少なくとも 1 つのオブジェクトの[境界スペース]プロパティが[はい]に設定されている場合は、ブロックの[境界スペース]プロパティも[はい]に設定されます。

重要: ブロック内にあるオブジェクトの[境界スペース]プロパティをブロック エディタで変更した場合は、ブロック エディタを保存して閉じたとき、この変更はホスト図面で自動的には更新されません。すべてのスペースが正しく更新されていることを確認するには、影響を受けるすべてのスペースを手動で更新する必要があります。

ブロックまたは外部参照がネストされていて、階層内のブロックまたは外部参照の[境界スペース]プロパティが[いいえ]に設定されている場合は、ネストされたブロックまたは外部参照の一部に、[境界スペース]プロパティが[はい]に設定されているオブジェクトが含まれていても、その階層内でネストされたすべてのブロックおよび外部参照は境界スペースに使用されません。ネストされたブロックおよび外部参照から境界オブジェクトを使用するには、そのブロックおよび外部参照を含むレベルの[境界スペース]プロパティを[はい]に設定する必要があります。

最新の AutoCAD Architecture で旧形式の図面を開くと、境界オブジェクトを含むすべてのブロックおよび外部参照の[境界スペース]プロパティは、既定で[はい]に設定されます。