概要 - Visual LISP のテキスト エディタ(Visual LISP IDE)

VLISP のテキスト エディタは、記述用のツールとしてだけでなく非常に多くの機能を備えており、VLISP プログラミング環境の中心的な要素です。VLISP テキスト エディタの多機能性と価値を理解するには、AutoLISP 言語を熟知している必要があります。AutoLISP について詳しくない場合は、「概要 - AutoLISP の基礎」で基礎を学習できます。さらに、「AutoLISP を使用して AutoCAD と通信する」と「AutoLISP を使用して AutoCAD オブジェクトを操作する」で追加の情報を得ることができます。

ここでは、テキスト エディタのいくつかの主な機能を説明します。

ファイルのコードの色付け

テキスト エディタでは、AutoLISP プログラムの異なる要素を識別して、その要素に異なる色を割り当てることができます。これにより、関数の呼び出しや変数名などのプログラム要素を簡単に見つけることができ、入力エラーを見つけるのに役立ちます。

テキストの整形

テキスト エディタでは、AutoLISP コードを整形でき、コードを読みやすくできます。多くの異なる整形スタイルから選択できます。

括弧の検索

AutoLISP コードには多くの括弧が含まれます。テキスト エディタでは、左括弧に対応する右括弧を検索することによって括弧の抜けを検出できます。

AutoLISP 式の実行

テキスト エディタの中で、式やコード行をテストできます。

複数ファイルの検索

テキスト エディタでは、1 つのコマンドで複数のファイル内の単語や式を検索できます。

AutoLISP コードの構文チェック

テキスト エディタでは、AutoLISP コードを評価して構文エラーをハイライト表示できます。