概要 - C:XXX 関数(AutoLISP)

AutoLISP 関数が C:xxx の形式の名前で定義されている場合、その関数は AutoCAD の組み込みコマンドと同じように、AutoCAD のコマンド プロンプトに対して入力できます。VLISP 内や AutoCAD のコマンド プロンプトで関数を定義してロードするかどうかに関係なく、同じことが言えます。この機能を使用して、新しいコマンドを AutoCAD に追加したり、既存のコマンドの定義を変更できます。

関数を AutoCAD コマンドと同じように使用するには、次の規則に従わなければなりません。

この方法で定義した関数は、どの AutoCAD 組み込みコマンドのどのプロンプトからでも割り込みで実行できます。ただし、その関数が command 関数を呼び出す場合は除きます。C:XXX 定義コマンドを割り込みで実行するときは、 XXX の前にシングル クォーテーション(')を付けなければなりません。

割り込みで実行されるすべてのコマンドと同じように、組み込みコマンドの先頭にシングル クォーテーション(')を付けると、C:XXXコマンドの実行中に、その組み込みコマンドを割り込みで実行できます。ただし、C:XXXコマンドを実行中に、C:XXX コマンドを割り込みで実行することはできません。

注: コマンドとして定義された関数を別の AutoLISP 関数のコードから呼び出すときは、たとえば (C:HELLO) というように、その関数名全体を括弧で囲んで指定しなければなりません。また、関数を VLISP のコンソール プロンプトから呼び出すときも、関数名全体を括弧で囲んで指定しなければなりません。