概要 - 設計フィードによるコラボレーション

[設計フィード]パレットは、図面にコメントや画像を追加する手段を提供します。このような図面は、Autodesk A360 を介してオンラインで同僚、顧客、コンサルタントなどと共有できます。

設計フィードの投稿は、デスクトップ上で、または Web 上で、またはモバイル デバイスを使用してアクセスすることにより、図面で使用することができます。

設計フィードの投稿を作成する

投稿を作成するには、[設計フィード]パレットを使用してテキスト メッセージでコメントします。画像を添付することもできます。必要に応じて、図面内の指定した位置や長方形領域に投稿を関連付けることもできます。次の例では、投稿 2 は位置に関連付けられており、投稿 3 は指定した領域に関連付けられています。

バルーンをクリックすることによってパレット エントリを表示したり、パレット エントリをクリックすることによってバルーンを表示することができます。[設計フィード]パレットの設定ボタンを使用して、これらのバルーンの表示をコントロールすることができます。

オンラインの A360 アカウントに図面を保存すると、関連付けられた設計フィード データと関連付けられたすべてのイメージが A360 に安全に格納されます。

オンラインでコラボレートする

同僚、顧客、コンサルタントなどにタグ付け(招待ともいう)し、それらの人々に設計フィードの投稿を通知することができます。通知は電子メールで送信したり、AutoCAD に表示することもできます。招待されたユーザは A360 を使用して、図面やそれに関連付けられた投稿を表示したり、投稿に返信したりできるようになります。[設計フィード]パレットは、1 分間に複数回自動的に更新されます。

投稿の質問やコメントが必要なくなったら、その投稿を「解決」して非表示にすることができます。投稿を作成したユーザも、その投稿を削除することができます。

注: 図面で投稿を作成し、このとき図面の変更をまだ A360 と同期していないと、同時に AutoCAD でこの図面で作業している別のユーザには、作成した投稿は表示されますが、図面の更新は表示されません。

ローカル図面に対するサポート

図面ファイルを A360 アカウントに保存する代わりに、コンピュータのハード ドライブにローカルに保存することができます。この場合、それらの図面の設計フィード データは引き続き A360 に保存されますが、設計フィード データは一意の「設計フィード ID」(図面に埋め込まれた設計フィード データへのリンク)によって保持されます。

同僚、顧客、コンサルタントなどは、次の条件が満たされる場合、ローカル図面ファイルおよび関連付けられた設計フィードにアクセスすることができます。

会社がネットワークを使用している場合、個々のコンピュータで行うより、サーバを経由して図面ファイルを管理するほうが便利な場合もあります。この場合、A360 アカウントを持ち、サーバにアクセスしているユーザは、それぞれの図面に関連付けられた設計フィードにアクセスすることができます。A360 アカウントに図面を保存するのとは異なり、図面への許可されたアクセスは、サーバによって設定された権限によってのみ管理されます。

重要: その後、ローカル図面を A360 アカウントに保存すると、図面の設計フィード データは、既定で自動的にクリアされます。この機能は、コラボレーションのために A360 アカウントに図面ファイルを転送したら、新しい状態から開始できるようにするためのものです。

埋め込まれた設計フィード ID が含まれている図面ファイルを複製する

A360 は主に、図面ファイルをオンラインで共有したり、設計フィードを使用して簡単にコラボレートできるように設計されています。図面ファイルのコピーを作成する操作を行えば、次の結果に気付くはずです。

重要: 埋め込まれた設計フィード ID を含む図面のコピーを作成したり、配布しないことを強くお勧めします。代わりに、A360 またはネットワーク許可を使用して、図面の共有と図面へのアクセスをコントロールしてください。
注: A360 の使用方法を学習するには、A360 アカウントにサイン インし、ブラウザ ウィンドウの右上コーナーにある[コミュニティ]、[フィードバック]、[ヘルプ]ボタンをクリックします。