プロジェクト チームの作業プロセスの一部として、いくつかの標準 AutoCAD 操作を使用してプロジェクト図面から冗長なデータを削除できます。
監査コマンドは、開いているアクティブな図面のエラーをチェックします。このコマンドを実行するには、アプリケーション メニュー
[図面ユーティリティ]
[監査]
の順にクリックします。
未使用のデータを図面から削除するために、2 つの名前削除コマンドを使用できます。
[図面ユーティリティ]
[名前削除]この AutoCAD コマンド(QSELECT[クイック選択])は、図面内で探したいものが分かっている場合に冗長なオブジェクトを探すのに役立ちます。たとえば、これまで線形を作成していて、図面内に実際の線形が含まれていることが分かっている場合、QSELECT を使用してすべての線形を選択できます。リストに 4 つを超える線形が含まれている場合、余分な線形を削除できます。
修復コマンドは、図面内の破損したデータを検索して修復します。このコマンドは、図面を開くときに実行するためのものです。アプリケーション メニュー
[図面ユーティリティ]
[修復]
の順にクリックし、図面を選択して[開く]をクリックします。
AutoCAD Civil 3D には、AutoCAD Map 3D 用に開発された強力なユーティリティも用意されています。このユーティリティを使用すると、重複オブジェクトの削除、ポリラインの間引きなど、さまざまなクリーンアップ アクションを実行できます。各アクションは、複数のパラメータを設定することでコントロールできます。次の 2 つの方法のうちどちらかでクリーンアップ ツールにアクセスします。
[マップ編集]パネル
[クリーンアップ]図 17 で示されているように、[図面クリーンアップ]ダイアログ ボックスが開きます。

図 17: Map 3D 図面クリーンアップ アクション
複数のアクションを一緒に実行できますが、監視とコントロールを簡単にするため、一度に 1 つずつ実行することをお勧めします。
図面が破損していて、他の手段では修復できない場合、WBLOCK[ブロック書き出し]コマンドを使用してすべての図面オブジェクトを新しい図面ファイルに書き出すことができます。これによって、破損データを削除し、ファイル サイズを減少できます。
WBLOCK を AutoCAD Civil 3D で使用する場合、いくつかの注意事項があります。
オブジェクト範囲ズーム コマンドを実行すると、主要設計領域の外部に不要なオブジェクトが含まれているかどうかを確認できます。含まれている場合、そのオブジェクトを削除して図面サイズを減少できます。