新規フィーチャー - 加工データ ページ(Wire EDM)

新規フィーチャー - 加工データ ページには、工程の各パスの、送り、加工条件、補正登録などが表示されています。これらの設定内容は、マシンと制御装置のタイプにより異なります。値は、現在の材料データベースから自動設定することも、手動で入力することもできます。

昨今の NC マシンには、ワークピースに対して最適な加工条件を設定するデータベースが装備されています。これにより、マシンを最大限に活用して正確に加工します。こうした加工条件は、通常、制御装置の Registers (登録)に保存されており、NC プログラムの特定のコードで有効にすることができます。FeatureCAM では、往復、または、サブプログラムを含む 9 回のカットまでこれらのコードを定義することができます。独自に作成したデータベースから、既定の設定を読み込むこともできます。

送り - ワイヤー マシンのジェネレーター設定の選択に用いられます。ジェネレーター設定は強度、パルスタイム、火花の作成に使用される電流のパルス間の停止時間などのパラメーターにより、マシンの加工スピードを制御します。このパラメーターは、ワークピースの材料、厚さなどにより変化します。

加工条件 - マシン登録の選択に用いられます。これにより、加工液のフローが定義されます。加工液の圧力、流動率などを制御するパラメーターです。

補正登録 - ワイヤー R 補正に用いられる、NC マシンの補正登録番号を設定します。加工パス進行方向の右側、または、左側に補正を実行します (通常、G41G42)。

補正量 - ワイヤー R 補正値を設定します。通常、値はワイヤー R + 放電ギャップ + 仕上げ代の合計となります。多くのマシンにおいて補正値は登録済みのため、設定は不要です。

注: XBUILD加工条件名 ダイアログで、表の列のラベルを変更することができます。XBUILD の、CNC 情報 > 加工条件名 メニューを選択します。