3D Vortex ツールパス

Vortex は、3D パーツの工具負荷を制御しながら材料をスピーディに除去する領域加工ストラテジーです。ソリッド カーバイド製の工具に最も適しており、多くの場合はステップ切削とともに使用されます。

このツールパスはオフセット スタイルのツールパスで、次のような特性があります。

次の方法で、Vortex 加工をより効果的に活用します。

設定を最適化することで、Vortex での加工時間を大幅に短縮することができます。

3D Vortex ツールパスを作成

サーフェス加工プロパティ ダイアログ、ストラテジー タブの Vortex を選択して、3D の等高線荒加工ツールパスを Vortex で作成します。

Vortex ツールパスの フィーチャー プロパティ ダイアログには、次のプロパティがあります。

送り/回転数 タブ

フライス加工 タブ

ストラテジー タブ

3D Vortex の例

ここでは、Vortex とステップ切削を併用して材料をスピーディに除去する方法について説明しています。

Vortex は工具の側面で加工するためソリッド カーバイド製の工具に適していますが、他の工具を使用することもできます。これらの工具は、比較的小さいステップオーバーで深く切込む際、最適に作用します。

深い切込みを効果的に加工するには、工具エンゲージメント角度が指定の値を超過しないようにしなければなりません。これにより、工具負荷を抑えて幅全体で切削しないようにします。FeatureCAM は、トロコイド移動を用いて工具が最大エンゲージメント角度を超過しないようにします。

次の 3D モデルを使用します。

次では、ステップ切削を使用せずに作成した Vortex ツールパスを示しています。

大量の材料がスピーディに除去されていますが、パーツには加工されていない大きな段差が残っています。

ステップ切削 オプションを使用して、段差を削減します。

これにより、パーツの上に向かってスライスを追加します。側面からのビューで、詳細を確認します。

元の Vortex パス

ステップ切削パス

さらに多くの材料が加工されていることも分かります。