ヘリカル ランプ

このルールには、次の例外があります。このルールは、2.5D のフライス加工フィーチャーに適用されます。

ヘリカル ランプ オプションが選択されていない場合、ジグザグ ランプが適用されます。ジグザグ ランプは、通常、直線状に移動します。最大ランプ距離 でこれらの移動の距離、最大ランプ角度 で直線移動の傾斜を制御します。加工開始点 を指定した場合もジグザグ ランプを使用することはできますが、ランプ移動の距離は自動的に算出されます。FeatureCAM はフィーチャーの切削開始点を決定し、工具は、加工開始点と算出された始点の間をジグザグに移動します。

シンプル溝や、フィーチャーの、幅の狭い領域に配置された加工開始点に対しては、ガウジの可能性があるためジグザグ ランプを実行できないこともあります。代わりに、工具は、フィーチャーの形状をたどる 3D 円弧、または、3D 円弧と直線の組み合わせに沿ってジグザグに移動します。この場合、NC データには 3D 円弧の移動が出力されます。現在、これらの移動を 3D 直線セグメントに近似させる方法はありません。直線近似 プロパティは、ヘリカル ランプのみに適用されます。

シンプル溝のヘリカル パスにジグザグ ランプを使用 も参照してください。

ヘリカル ランプとジグザグ ランプの制約

FeatureCAM は、次の条件に基づいてランプ インの位置を自動的に決定します。

  1. ランプ移動によるガウジを発生させないこと。
  2. ジグザグ ランプの各直線移動の XY 距離が、センター カットではない工具の直径以上であること。センター カットの工具では、移動の XY 距離が工具直径の 20% 以上であること。
  3. ヘリカル ランプの制約も前述と同様になりますが、距離はヘリカル移動の 360 ごとに適用されます。

ランプ移動を設定したのに実行されなかった場合、加工開始点、または、下孔 を設定します。

注: ヘリカル ランプは、ジグザグ ツールパスでは利用できません。