Spring Technologies 社の NCSIMUL マシンは、CNC ツールパスのシミュレーション、修正、最適化を行うアプリケーションです。FeatureCAMToNCSIMUL.dll アドインを使用して、フライス加工ドキュメント、または、旋削加工ドキュメントを NCSIMUL プロジェクトにエクスポートすることができます。
注: この機能を使用するには、FeatureCAM Ultimate が必要です。
次の方法で、ドキュメントを NCSIMUL プロジェクトにエクスポートします。
- コンピューターに、NCSIMUL と、FeatureCAM ファイルを読み込むための NCSIMUL ツールをインストールします。
- FeatureCAMToNCSIMUL.dll アドインをインストールします。
- フライス加工ドキュメント、または、Turn/Mill ドキュメントでは、シミュレーションを実行して NC データを生成します。エラーがある場合、修正します。
- [アドイン] タブ > [マクロ] パネル > [FeatureCAM to NCSIMUL] を選択します。
- FeatureCAM to NCSIMUL ダイアログで、プロジェクトのエクスポート オプションを設定します。
- Select output directory (出力ディレクトリを選択) - デフォルトで、NCSIMUL ファイルはドキュメント フォルダーに保存されます。別の場所に保存する場合、フォルダーの場所と名前を入力するか、Browse (参照)をクリックしてフォルダーを選択します。
- NCSIMUL machine file (NCSIMUL マシン ファイル) - NCSIMUL マシン ファイルのパスを入力するか、Browse (参照)をクリックしてファイルを選択します。
- Select solids to be exported as clamps (クランプとしてエクスポートするソリッドを選択) - エクスポートするすべてのソリッドを選択します。
- Post uses to identify tool (ポストによる工具認識) - ポスト ファイルでの工具認識に、工具番号 と 工具 ID のどちらを使用するかを指定します。
- Machine Zero offset from setup UCS (セットアップ UCS からのマシン 0 オフセット) - セットアップの UCS とマシン テーブルのゼロ位置の距離を入力します。
- Select Setup (セットアップを選択) - 割り出しのないパーツの場合、ドロップダウン リストからエクスポートするセットアップを選択します。
- Select whether post uses (ポストの使用オプション) - NC データの参照ポイントが各セットアップ独自の座標系に設定されている 5 軸割り出しパーツの場合、ポストが Individual fixture offset (個別の座標系オフセット)と、DATUM shift and rotation (データム シフトと回転)のどちらを使用するかを指定します。
- Export (エクスポート)をクリックして、ファイルをエクスポートします。FeatureCAM は、パーツをシミュレーションしてプログラム ファイルをエクスポートします。エクスポートが終了すると、エクスポートされたファイルとその保存場所を示すメッセージが表示されます。
NCSIMUL は、常にセットアップ別のプロジェクトを作成します。シングル プログラム作成 オプションが有効に設定されている場合、このアドインはオプションを一時的に無効にしてプログラム ファイルを作成し、その後オプションを元に戻します。