使用する工具の直径のリストをカンマ区切りで入力して、マルチ荒加工を有効にします。
FeatureCAM は、リストにしたがい、大きな工具から順に使用して仕上げます。まず、FeatureCAM に工具を選択させてから、直径のリストを設定するのも 1 つの方法です。例えば、FeatureCAM が 0.125 インチのエンド ミルを選択した場合、直径のリストを 1.0, 0.5, 0 に設定します。
デフォルトで、FeatureCAM はすべてのフライス加工フィーチャーに対して、荒加工パスと仕上げパスを 1 つずつ作成します。マルチ荒加工工具を使用すると、FeatureCAM は、大きな工具でパーツからほぼすべての材料を除去した後、(加工済みの箇所を再度切削することなく)加工されていない領域をより小さな工具で切削します。これらの領域を、手動で定義する必要はありません。FeatureCAM が自動的に算出します。
FeatureCAM のポケット フィーチャーとボス フィーチャーでは、荒加工と仕上げに、同じ直径の工具が自動選択されます。この場合、小さなコーナー直径のある大きなフィーチャーなどでは、小さな工具でポケットの中央を加工することになり、時間の無駄が発生します。この場合、大きな工具を広範囲に、小さな工具を幅の狭いコーナーに使用するストラテジーで、効率的に加工します。