最大ランプ距離 は、直線ランプと、ヘリカル ランプに適用されます。
直線ランプでは、直線移動の距離となります。
ヘリカル ランプでは、螺旋の直径となります。
設定しなかった場合、最大ランプ距離 は、工具直径と同じ値で初期化されます。この距離でのランピングではガウジする可能性がある場合、初期設定の割合で距離が削減されます。FeatureCAM は、異なる割合(%)を何度か試行します。
ガウジせずにランピングできる位置を検出できない場合、FeatureCAM はツールパスの形状をたどるヘリカル移動を使用して加工深さまでランプします。これには、マシンにヘリカル補間機能がなければなりません。
ランプ距離を削減してもランピングできる位置を検出できない場合、直接プランジします。直接プランジしてしまう場合、最大ランプ距離 をデフォルトより小さな値にします。例えば、工具直径が 6 mm の場合、最大ランプ距離 のデフォルトは 6 mm です。直接プランジしてしまう場合、最大ランプ距離 を 3 mm などのより小さな値にします。ガウジせずにランピングできる位置を 3 mm でも検出できない場合、最大ランプ距離 は以前と同じ割合で削減されますが、6 mm の代わりに 3 mm がデフォルトとして用いられます。これにより、深さまで適切にランピングできる可能性が高くなります。不利な点は、最大ランプ距離 を 3 mm に設定すると、この小さな距離が、深さへのすべてのランプに使用されてしまうことです。