設定(Settings)プリファレンス

プリファレンス(Preferences)ウィンドウ設定(Settings)カテゴリでは、以下のプリファレンスを設定できます。

出荷時の既定の設定に戻すには、このウィンドウで編集 > 既定設定の復元(Edit > Restore Default Settings)を選択します。これにより、プリファレンス(Preferences)ウィンドウ内のすべてのカテゴリのプリファレンスがリセットされることに注意してください。

ワールド座標系(World Coordinate System)

アップ軸(Up Axis)

アップ軸を Y または Z に設定します。既定は Y です。

作業単位(Working Units)

ここで設定する値は、現在のシーンの作業単位のみです。この方法を使用すると、既定の新しいシーン単位を変更しなくても、現在のシーン単位を変更できます。

新しいシーンの新しい既定の作業単位を設定するには、新規シーン オプション(New Scene Options) (ファイル > 新規シーン(File > New Scene) > )で設定を更新します。長さの単位、角度の単位、および時間の設定を指定できます。

異なる単位が使われているシーン ファイルを開いても、ここで指定した単位は上書きされません。初めて Maya を実行すると、既定作業単位(Default Working Units)は、プリファレンスで設定した作業単位(Working Unit)の値から設定されます。

リニア(Linear)

移動やスケーリングなど、長さの値を使用する操作の計測単位を設定します。既定の単位はセンチメートル(centimeters)です。

角度(Angular)

回転など、角度の値を使用する操作の計測単位を設定します。既定の単位は度(degrees)です。

時間(Time)

アニメーションの動作時間単位を設定します。タイム スライダ(Time Slider)にはこの単位で時間値が表示され、ここで時間単位を変更すると時間値が更新されます(フレームで指定)。

フレームの選択肢は 2 fps、3 fps、4 fps、5 fps, 6 fps、8 fps, 10 fps、12 fps, 15 fps、16 fps、20 fps, 23.976 fps、24 fps (フィルム)、25 fps (PAL)、29.97 fps, 29.97 df (ドロップ フレーム)、30 fps, 40 fps、47.952 fps, 48 fps (表示)、50 fps (PAL フィールド), 59.94 fps、60 fps (NTSC フィールド), 75 fps、80 fps, 100 fps、120 fps、125 fps, 150 fps、200 fps、240 fps, 250 fps、300 fps、375 fps, 400 fps、500 fps、600 fps, 750 fps、1200 fps、1500 fps, 2000 fps、3000 fps, 6000 fps、44 100 fps、および 48 000 fps です。

注: フレーム レートを設定すると、ファイル > 開く(File > Open)オプション、プリファレンス(Preferences)ウィンドウ、またはタイム スライダ(Time Slider)など、Maya のあらゆる場所でフレーム レートが変更されます。ファイルを保存すると、フレーム レートも一緒に保存されます。

クロック値には次のものが含まれています。

フレーム時間という用語は、タイム スライダ(Time Slider)で表示される動作時間の単位を示します。技術的には、フレームは、時間(Time)がフレーム/秒(fps)で指定されている場合のみ適用されます。 一般的には、時間はフレームまたはクロック値を示します。

注: アスタリスク "*" は、タイム スライダ(Time Slider)上の、小数第 2 位に四捨五入された任意の数字の横に表示され、この値が近似値であることを示します。この動作は、タイム コードとフレームを切り替えた場合、またはタイム スライダ(Time Slider)プリファレンスフレーム全体にスナップ(Snap to Whole Frames)オプションが無効な場合に発生することがあります。
現在のフレームでキーを維持(Keep Keys at Current Frames)

既定では、現在の時間単位を変更すると、再生タイミングを維持する形で既存のすべてのキーに設定されている時間が変更されます。たとえばフレーム 12film に設定されたキーは、現在の時間単位が NTSC に変更されると、同じ 0.5 秒のキーを表すフレーム 15ntsc に変更されます。このオプションをオンにすると、元の 12film のキーは 12ntsc になります。このオプションの既定の設定はオフです。上記の現在の時間(Time)単位が変更されると、このオプションはオンになります。

許容値(Tolerance)

許容値(Tolerance)では、オリジナルのカーブと処理を施すカーブ(すなわち補間カーブ)との精度(補間精度)をどれだけ維持するかを設定します。この設定はグローバルに適用され、必要に応じて変更することができます。次の許容値オプションを設定してください。

位置(Positional)

オリジナルのカーブと補間カーブとの実際の位置における精度を設定します。

接線(Tangential)

2 つの NURBS オブジェクトの接線の連続性を共有エッジまたは共有ポイントでどれだけ確立するかの精度を設定します。

関連項目