クリッピング プレーン

ニア/ファー クリッピング プレーンは、カメラからカメラ視線に沿った 2 つの特定距離にある想像上の平面です。2 つのクリッピング プレーンの間にあるオブジェクトだけが、カメラのビューでレンダーされます。ニア クリッピング プレーンよりも近くにあるシーン内のオブジェクト、またはファー クリッピング プレーンよりも遠くにあるシーン内のオブジェクトは 1 つもレンダーされません。

1 つのオブジェクトの一部がニア クリッピング プレーンの前にある場合、ニア クリッピング プレーンより遠い部分のみがレンダーされます。カメラの作成オプション(Create Camera options)で最初にカメラを作成する場合や、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)のカメラ アトリビュート(Camera Attributes)で既存カメラのクリッピング プレーンを変更する場合は、クリッピング プレーンを指定できます。

クリッピング プレーンが 40 のカメラ。カメラを手元に近づけるとグリッドは表示されなくなります。

クリッピング プレーンの値がが小さすぎると、シーンが表示されなくなることがあります。

クリッピング プレーン(Clipping Plane)をリセットするには

  1. 作業しているビューポートのカメラ(Camera)メニューで、クリッピング プレーン(Clipping Plane)オプションをオンにします。
  2. 同じメニューで、カメラの選択(Select Camera)を選択します。
  3. アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で、ニア クリップ プレーン(Near Clipping Plane)およびファー クリップ プレーン(Far Clipping Plane)の値を検索します。これらの値を大きくします(1000000.00 など)。

Maya ソフトウェア レンダラの場合、1 つのオブジェクトの一部がファー クリップ プレーンより遠くにある場合、ファー クリップ プレーンより遠い部分を含むオブジェクトの全体がレンダーされます。

注:

Maya ソフトウェア レンダリングでは、屈折がオンになっている場合、ファー クリッピング プレーンと交差しているオブジェクトは透明度の値にかかわらずクリッピングされません。