memory

ジャンプ先: 概要. 戻り値. フラグ. MEL 例.

概要

memory [-adjustedVirtualMemory] [-asFloat] [-debug] [-freeMemory] [-gigaByte] [-heapMemory] [-kiloByte] [-megaByte] [-pageFaults] [-pageReclaims] [-physicalMemory] [-processVirtualMemory] [-summary] [-swapFree] [-swapLogical] [-swapMax] [-swapPhysical] [-swapReserved] [-swapVirtual] [-swaps]

memory は、取り消し可能、照会不可能、および編集不可能です。

既定では、メモリ サイズはバイト単位で返されます。Maya のコマンド エンジンでは 32 ビットの符号付き整数のみがサポートされているため、31 ビットに収まらない戻り値は 2,147,483,647 に切り捨てられ、警告メッセージが表示されます。メモリ サイズが切り捨てられないようにするには、メモリ サイズ フラグの 1 つを使用してより大きな単位(メガバイトなど)の値を返すか、asFloat フラグを使用して float として値を返します。

戻り値

なし

フラグ

ロング ネーム(ショート ネーム)	引数タイプ	プロパティ
-adjustedVirtualMemory(-av)
プロセスによって割り当てられた調整済み仮想メモリのサイズを返します。調整はアプリケーションが起動されたときにオフセットを計算することで行われ、調整された値を与えるためにプロセスの仮想メモリから差し引かれます。返されるサイズは、たとえばディスプレイドライバが広い範囲のメモリ アドレスを予約できるプラットフォームなど、場合によってはより信頼性の高いプロセスによって使用されるメモリ量の近似値です。そのため、これらのアドレスが実際には使用されなくても、プロセスの仮想メモリのサイズが大きくなります。
-asFloat(-af)
数値が整数ではなく float として返されるようになります。これは、単位サイズ フラグを使用するときに失われる一部の有効数字を保持する場合に役立ちます。
-debug(-dbg)
アリーナ メモリのデバッグ統計情報を出力します(存在する場合)。
-freeMemory(-fr)
空きメモリのサイズが返されます。
-gigaByte(-gb)
メモリ サイズがギガバイト(1024*1024*1024 バイト)単位で返されます。
-heapMemory(-he)
メモリ ヒープのサイズが返されます。
-kiloByte(-kb)
メモリ サイズがキロバイト(1024 バイト)単位で返されます。
-megaByte(-mb)
メモリ サイズがメガバイト(1024*1024 バイト)単位で返されます。
-pageFaults(-pf)
ページ エラーの数が返されます。
-pageReclaims(-pr)
ページ リクレームの数が返されます。
-physicalMemory(-phy)
物理メモリのサイズが返されます。
-processVirtualMemory(-pv)
プロセスによって割り当てられた仮想メモリのサイズを返します。
-summary(-sum)
メモリ使用量の概要が返されます。サイズ フラグは無視され、すべてのメモリ サイズがメガバイト単位で示されます。
-swapFree(-swf)
空きスワップのサイズが返されます。
-swapLogical(-swl)
論理スワップのサイズが返されます。
-swapMax(-swm)
最大スワップ サイズが返されます。
-swapPhysical(-swp)
物理スワップのサイズが返されます。
-swapReserved(-swr)
予約スワップのサイズが返されます。
-swapVirtual(-swv)
仮想スワップのサイズが返されます。
-swaps(-sw)
スワップの数が返されます。

フラグはコマンドの作成モードで表示できます	フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます	コマンド内でフラグを複数回使用できます。

MEL 例

memory -freeMemory;
// Result: 548388864 //

memory -freeMemory -megaByte;
// Result: 522 //

memory -freeMemory -megaByte -asFloat;
// Result: 521.683594 //