パフォーマンスに関する新機能

非表示エバリュエータの更新

選択項目をビュー(View Select)ワークフローを使用して評価するオブジェクトを制限するユーザ向けに、非表示エバリュエータを利用する新しい動作が追加されました。 以前は、選択項目をビュー(View Select)で非表示になっている要素が非表示エバリュエータで考慮されることはなかったため、表示 > 選択項目の分離 > 選択項目をビュー(Show > Isolate select > View Select)を使用してオブジェクトを非表示にしても、パフォーマンスは向上しませんでした。 この方法によってビューポート内で非表示になっている要素が評価対象から除外されるようになったため、パフォーマンスが向上するようになりました。

非表示エバリュエータで次の条件が考慮されるようになりました
  • 選択項目をビュー(View Select)のセットは可視性を実現するために、単一のモデリング ペインが開いている場合に限って使用する
  • モデリング ペインの可視性が変更された場合は更新する
  • 選択項目をビュー(View Select)操作を実行する(または元に戻す)場合は、スケジュール グラフを無効にする

制限

  • 1 つのモデリング ペインのみが開いていて、このペインが選択項目をビュー(View Selected)モードになっている場合のみ機能する
  • アクティブなビューが変更された場合のみ更新し、レイアウト間で切り替えた場合は更新しない(更新する場合は、evaluationManager -inv on コマンドを使用して評価グラフを無効にする)

HIK の評価

新しい HIK エバリュエータは既定で有効になっていて、HumanIK キャラクタのスピードが最大で 6 倍に増加します。 評価ツールキット(Evaluation Toolkit)カスタム エバリュエータ(Custom Evaluators)セクションで無効にすることにより、再生スピードを比較することができます。

プロファイラのノードに注釈を付ける

ノードにタグを付けてプロファイル内で識別できるようになりました。 たとえば、ノードのコレクションに「腕」、「顔」などのタグを割り当てると、プロファイラ(Profiler)出力データの要素を特定して分離しやすくなります。 タグ付けシステムは、ノード名用と、カラー割り当て用の 2 組のメタデータをノード上で使用します。

プロファイラ タグを追加するには、次の MEL スクリプトを使用します。

global proc addProfilerTag(string $tagValue, int $r, int $g, int $b)
{
To add the profile tag data structures use:
    dataStructure -format "raw" -asString "name=NodeProfileStruct:string=NodeProfileTag:int32=NodeProfileTagColor";
    
To set the channels, use:
    addMetadata -streamName "ProfileTagStream" -channelName "ProfileTag" -structure "NodeProfileStruct";
    addMetadata -streamName "ProfileTagColorStream" -channelName "ProfileTagColor" -structure "NodeProfileStruct";
    
To set the data:
    editMetadata -streamName "ProfileTagStream" -memberName "NodeProfileTag" -channelName "ProfileTag" -stringValue $tagValue -index 0;
    
    editMetadata -streamName "ProfileTagColorStream" -memberName "NodeProfileTagColor" -channelName "ProfileTagColor" -value $r -index 0;
    editMetadata -streamName "ProfileTagColorStream" -memberName "NodeProfileTagColor" -channelName "ProfileTagColor" -value $g -index 1;
    editMetadata -streamName "ProfileTagColorStream" -memberName "NodeProfileTagColor" -channelName "ProfileTagColor" -value $b -index 2;    
}

.ma および .mb ファイル形式の新しいパック済みアトリビュート データ

特定のアトリビュート データをブロックにパックすることによってファイルのサイズを小さくし、ファイルのロード時間を短縮する新機能が追加されました。この機能により、setAttr コマンドを呼び出すたびに、親の multi 内の特定の範囲の値を設定できるようになりました(例: setAttr skinCluster.weightList[0:122].weights 4 1 2 3 4 4 5 6 7 8 4 8 9 10 11)。 以前は、このタイプのデータには、親の multi 要素ごとに 1 つの setAttr エントリが必要でした。

この変更は旧バージョンの Maya (2017 より前) との下位互換性に影響する可能性があるため、アトリビュート データをこの方法でパックしないでファイルを保存することができる新しい環境変数 MAYA_DISABLE_PACKED_MULTI_ATTRIBUTES が追加されました。

詳細については、「一般的な変数」トピックの MAYA_DISABLE_PACKED_MULTI_ATTRIBUTES を参照してください。