異方性マトリックス材料特性の入力

Mori-Tanaka マイクロメカニックス モデルでは、繊維充填材料の異方性マトリックス材料特性を使用できます。

ヒント: 他の解析で再使用する材料をパーソナル材料データベースに保存できます。
注: コンポジット プロパティを使用しておらず、使用材料に異方性マトリックス データがある場合は、既定で Mori-Tanaka モデルを使用できます。
  1. 材料データベースで編集する材料を検索して、その材料の詳細を表示します。 この材料は、デフォルト データベースまたはパーソナル データベースに記録がある可能性があります。 [熱可塑性樹脂]ダイアログ ボックスが表示されます。
  2. [機械的特性]タブを選択します。
  3. [マトリックス プロパティ]ドロップダウン リストから[7 つのマトリックス プロパティの使用]を選択します。
  4. [マトリックス プロパティの編集]をクリックして[マトリックス プロパティ]ダイアログ ボックスを表示します。
  5. 異方性マトリックス特性を入力します。
    • 弾性率、第 1 主方向(E1): 流動方向の弾性率
    • 弾性率、第 2 主方向 (E2): 流動に垂直方向の弾性率
    • ポアソン比(v12): 流動方向と垂直方向間のポアソン比
    • ポアソン比(v23): 流動に垂直な 2 方向間のポアソン比
    • ポアソン比 (G12): せん断弾性率
    • Alpha1: 流動方向の熱膨張係数
    • Alpha2: 流動に垂直方向の熱膨張係数
  6. [OK]をクリックしてマトリックス プロパティを保存して、[機械的特性]タブに戻ります。
  7. [OK]をクリックして[熱可塑性樹脂]ダイアログ ボックスを閉じます。
これで、異方性マトリックス材料特性を持つ材料を Mori-Tanaka マイクロメカニックス モデルで使用できるようになります。