Kinect デバイスでは、Windows 用の Microsoft® Kinect® 1.0 デバイスを使用してキャプチャ ボリューム内の 1 つのアクターのボディ パフォーマンスをキャプチャすることができます。キャプチャされたパフォーマンスを使用して MotionBuilder キャラクタを動かすことができます。
注: Kinect は現在、Windows オペレーティング システムでのみ使用可能です。Kinect プラグインを使用するには、Kinect for Windows SDK v1.8 または Kinect for Windows Runtime v1.8 をインストールする必要があります。提供される MotionBuilder インタフェースでは、他の同様のデバイスのサポートも追加することができます。
MotionBuilder を Kinect に接続する
MotionBuilder 2015 では、Kinect 1.0 プラグインは
Asset Browser >
Templates >
Devices で使用できます。
Kinect 1.0 プラグイン プロパティを使用すると、MotionBuilder を Kinect デバイスに接続することができます。
MotionBuilder を Kinect デバイスに接続するには:
- Kinect 1.0 プラグインをドラッグし、ビューポートにドロップします。
プラグインは
Navigator >
Devices フォルダに表示されます。
- Kinect 1.0 プラグイン プロパティの Model binding ドロップダウン リストから Create を選択します。
これにより、ビューポートに Kinect スケルトンが作成されます。
ヒント: プロパティ ペインの Device information セクションには、Kinect の使用に関する段階的な説明が提供されます。
- 赤色の Online チェックボックスをクリックします。
Mocap Device Info ダイアログ ボックスが表示されます。
- 音声コントロールをアクティブにする場合は、Yes をクリックします。
Online アイコンが緑に変わります。これは、MotionBuilder が Kinect デバイスに正しく接続されていることを示します。
MotionBuilder キャラクタを設定する
Kinect デバイスに接続した後、キャプチャされたパフォーマンスをリターゲットするには、MotionBuilder でキャラクタを設定する必要があります。
キャラクタを設定するには:
- Kinect 1.0 プラグイン プロパティの Setup タブ > Character Path で、キャラクタ ファイル(.fbx)を使用可能にするパスを指定するか、テキスト ボックスの横にあるボタンをクリックしてファイルを特定します。
既定では、C:¥Program Files¥Autodesk¥MotionBuilder2015¥OpenRealitySDK¥scenes¥male_01.fbx ファイルをロードするようにパスが設定されています。これは、Autodesk Character Generator を使用して作成された標準の男性キャラクタです。詳細については、Autodesk Project Pinocchio の Web サイトを参照してください。
- リターゲットされたキャラクタで最適な結果が得られるように次のキャラクタ アトリビュートを調整します。
- フロア コンタクト位置を適切な場所に調整します。これにより、ヒップが適切な高さで維持され、膝が曲がる問題も解決されます。
- Realistic Shoulder Solving の設定を 0.00 から 25.00 に変更します。これにより、ターゲット キャラクタの肩の動きがソース デバイス キャラクタの肩の動きにより忠実に従うようになります。
- Recording Path テキストボックスで、パフォーマンス キャプチャを保存するパスを指定するか、テキスト ボックスの横にあるボタンをクリックして保存先のフォルダを選択します。
- Setup Recording をクリックします。
これにより、指定されたキャラクタ ファイルが取り込まれ、記録パスが設定され、Story ツールに新しいキャラクタ アニメーション トラックが作成され、キャラクタ アニメーション トラックにキャラクタ ファイルが割り当てられます。
- Calibration をクリックします。
Mocap Device Info ダイアログ ボックスで、位置合わせのためにカメラの前に立たせるように求められます。
- OK をクリックします。
- MotionBuilder にアクターとして認識されるまでカメラの前に立たせます。
ヒント: カメラから 2.5~4 メートル離れ、カメラとヒップがほぼ同じ高さにあるときに最適なデータを取得することができます。これは、ビューポートの(0,0,0)に近い位置に立たせることによって実現することができます。
位置合わせが完了したら、ビープ音が聞こえ、ターゲット キャラクタが Kinect スケルトンに従っていることが確認できます。
モーション キャプチャを記録する
Transport Controls ウィンドウのボタンまたは音声認識のいずれかを使用してモーション キャプチャを記録することができます。
Transport Controls ウィンドウを使用して記録するには:
- Record ボタンをクリックします。
- Start ボタンをクリックします。
認識する Kinect デバイスの標準の音声記録コントロールは次のとおりです。
- Record: 記録を開始します。
- Stop または End: 記録を停止します。
- Play: 記録したモーション キャプチャを再生します。
- Reset: フレーム 0 にリセットします。
注: 記録は常にタイムライン インジケータのあるフレームで開始します。これで、Story ツールのターゲット キャラクタにデータが記録されます。