このセクションでは、ご使用のシステムに Autodesk Nastran をインストールする方法を説明します。Autodesk Nastran は、単一の Linux のアーカイブ ファイルとして提供され、インストール パッケージと、ワークステーションのインストールおよびシンクライアントのインストールの両方をサポートしているインストレーション スクリプトのセットに展開されます。広範な Linux ディストリビューションを可能にする互換性を提供するために、RPM パッケージと単純な圧縮フォルダのインストール方法の両方がサポートされています。また、現在、標準ユーザの場所へのインストールがサポートされています。
インストレーションに必要なファイル
インストールを完了するには、次の 2 つの項目が必要です。
- すべての必要なファイルを含むパッケージ。Autodesk_Nastran_2018.0.0.F-11.0.0.84_Linux_64bit.tar のようなファイル名が付けられています。ここに示されている番号は正確なバージョン番号とは異なる場合があります。
- ライセンス情報。これは、Autodesk Nastran ライセンス サーバのインターネット名です。数値の IP アドレスまたは machine.domain.com の形式のいずれかになります。
このパッケージは、Autodesk ライセンス サーバを提供していません。オートデスクでは、多くのオペレーティング システム向けにライセンス サーバをご用意しています。認定販売パートナーは、要件に適したライセンス サーバを提供できます。
インストール
このセクションでは、Autodesk Nastran をインストールするのに必要な手順を提供します。次のパッケージ名は例として提供されています。ご提供されているパッケージに基づいて、次のコマンドおよびパッケージを調整してください。
- 次のコマンドを使用して、提供されたパッケージを解凍します。このコマンドは、Autodesk Nastran 2018 のインストールに必要なファイルを含む現在の場所にサブディレクトリを作成します(パッケージのバージョン番号は以下に示すものよりもわずかに大きくなることがあります)。
> tar xf Autodesk_Nastran_2018.0.0.F-11.0.0.84_Linux_64bit.tar
- 作業フォルダを作成したフォルダに変更します。
> cd ./Autodesk_Nastran_2018.0.0.F
- 次のコマンドを入力して、インストーラを起動します。システムのインストールを実行する場合は、スーパーユーザとして、または 'sudo' オプションを使用して、ターミナル プロンプトからインストーラを起動する必要があります。インストーラによってシステムのインストールを実行するのに不十分な権限が検出されると、表示されるインストール オプションは、シンクライアントまたはカスタム インストールのみの実行まで減ります。標準ユーザまたはスーパーユーザがログインしているターミナルで、次のようにインストーラを起動します。
> ./install.sh
または、ユーザがログインしているターミナルから sudo を使用します。
> sudo ./install.sh
- 提供されているライセンス契約書を読み、同意してください。ライセンス契約書のコピーは、インストール後にこちらに保存されます: /opt/Autodesk/Nastran_2018/adlm/EULA.txt
- インストーラを起動するユーザの権限レベルによっては、3 つの可能なインストール方法がユーザに表示されます。
- 最初の 2 つの方法を使用すると、RPM パッケージを使用しても使用しなくてもシステムのインストールが実現します。可能な場合は、RPM インストールを選択することをお勧めします。Autodesk Nastran は、Linux 標準ベース(LSB)の仕様に準拠して、/opt/Autodesk/Nastran_2018 にインストールされます。
- 3 番目のオプションは、ユーザが定義した場所へのインストールを許可します。このオプションを選択すると、インストール先の場所を指定するよう求めるプロンプトが表示されます。このオプションは、シンクライアント インストールを行う場合と、個々のユーザが各自のホーム フォルダにインストールする場合に便利です。このオプションは、スーパーユーザ権限なしでインストールするユーザに対して表示されます。
目的に適したインストール方法を選択してください。
- Autodesk Nastran の Linux バージョンには、ネットワーク ライセンスが必要です。インストーラには、ライセンス サーバの詳細情報を求める画面が表示されます。[port]@1.2.3.4 または [port]@machine.domain.com のような形式で情報を提供する必要があります。この場合、[port] は必須ではありません。ライセンス サーバの設定で標準的でないポートが使用された場合にのみ必要になります。ライセンス サーバの詳細が分からない場合、または後日変更する場合は、一時的な値 @127.0.0.1 を入力します。使用中のネットワーク サーバは、/opt/Autodesk/Nastran_2018/bin/nastran_vars.sh テキスト ファイルを直接編集して後で変更することができます。
- Autodesk Nastran を実行する前に、特定の環境変数を設定する必要があります。最初にターミナルを作成するときにすべてのユーザの環境変数が自動的に調節されるオプションがインストール時に表示されます。このオプションを使用すると、システム設定フォルダ内にリンク作成され、必要な環境変数の自動設定が可能になります。このオプションを有効にすることを強くお勧めします。または、この方法が用途に適していない場合の、他の 2 つの方法について説明しています。