E5001

E5001 致命的なエラー: E5001 グリッド id コンポーネント n で非正定値が検出されました
原因: 分解時に剛性マトリックス係数対角項で負の項が検出されました。
アクション: 非正定値条件が発生した自由度を詳しく調べます。また、モデル結果出力ファイルで解析プロセッサ出力を調べ、大きな係数対角比自由度がないかを確認します。係数対角比が大きい場合、メカニズムがあることを示していることがあります。また、モデルを調べ、大きな剛性の分離や拘束が少なすぎることがないかを確認します。シェル要素を使用している場合は、K6ROT モデル パラメータを 1.0 ~ 100.0 の値に設定するか、SHELLRNODE モデル パラメータを ON に設定します。これで問題が解決しない場合や、特異値のソースを特定できない場合は、SOLUTIONERROR モデル パラメータを ON に設定することを検討してください。このエラーに関するすべてのエラー処理を回避する場合は、FACTDIAG モデル パラメータをゼロに設定してください。SOLUTIONERROR モデル パラメータを ON に設定すると、解析精度が低下する可能性があります。モデル結果出力または結果サマリー ファイルで EPSILON 値を確認してください。値が 0.001 より大きい場合、精度低下の可能性を示しています。
備考: K6ROT パラメータ、SHELLRNODE パラメータ、SOLUTIONERROR パラメータの詳細については、『Autodesk Nastran リファレンス ガイド』のセクション 5「パラメータを参照してください。