構造接合のバックグラウンド処理

ここでは、作成した接合のジオメトリと製造形状を計算する際のバックグラウンド処理について説明します

構造接合を作成する際、接合のジオメトリと製造用パーツの形状はバックグラウンド処理で計算されます。

プラットフォームの右下にあるスピナー アイコンは、バックグラウンド処理で計算が実行されていることを示します。 このスピナー アイコンをクリックすると、[バックグラウンド処理]ダイアログが表示されます。 このダイアログには、現在の計算対象の情報(接合、要素タイプ名)が表示されます。

注: このダイアログの移動やサイズ変更はできません。


注: バックグラウンド処理で表示される計算は、RevitWorker と呼ばれる別の Revit セッションで実行されます。 Windows タスク マネージャを起動すると、新しい処理が表示されます。

RevitWorker による計算の実行中も、メインの Revit セッションは停止することなくそのまま続行されます。

ただし、以下に示す機能については、計算内容に応じて、RevitWorker セッションから Revit にデータが返されるまで停止します。

[中央モデルと同期]コマンドを除き、ワークシェアリングでメインの Revit セッションがバックグラウンド処理の影響を受けることはありません。 この同期操作は、RevitWorker が Revit にすべてのデータを返すまで実行できません。この制限が存在するのは、同期処理後にメイン モデルが不整合のあるデータで更新されないようにするためです。

Revit を終了すると、RevitWorker は自動的にシャットダウンします。

RevitWorker がクラッシュするかハングすると、Revit は RevitWorker を再起動しようとします。Revit で RevitWorker を再起動できない場合、[バックグラウンド処理]ダイアログにエラー メッセージが表示されます。 RevitWorker は手動で再起動できます。また、[バックグラウンド処理]ダイアログでカスタマ エラー報告を記録できる場合があります。

注: [エラー レポート]ボタンは、ダンプ(.dmp)ファイルが使用可能な場合にのみ有効になります。