冷暖房負荷解析の準備

冷暖房負荷解析を実行する前に、建物モデルを準備します。

1. モデルにはスペースとゾーンを追加します。

   「スペース」と「ゾーン」を参照してください。

   注: モデルのすべてのスペースを[未指定]のゾーン以外のゾーンに割り当てます。ただし、未指定ゾーンに残されているスペースは、冷暖房負荷計算に含まれます。
2. 面積と容積の設定を指定します。
   1. [建築]タブ [部屋とエリア]パネル ドロップダウン (面積と容積の計算)をクリックします。
   2. [面積と容積の計算]ダイアログの[計算]タブを開き、[容積の計算]で[面積と容積]を選択します。
      注: [面積と容積]オプションは、常時オンになっていなくてはなりません。スペースを建物モデルに配置するときにこのオプションがオンになっていなかった場合には、[面積と容積]を選択後、すべてのスペースについて垂直範囲と容積を検証し、それらが設計どおりであることを確認します。
   3. [部屋面積の計算]の下で、[壁の仕上面]がオンになっていることを確認します。

      この設定により、壁のどの位置で容積が計算されるかが指定されます。

   4. [OK]をクリックします。
3. 解析用の建物パラメータを指定します。
   1. [解析]タブ [レポートおよび集計表]タブ [冷暖房負荷]をクリックします。
   2. [冷暖房負荷]ダイアログの[一般]タブで、必要に応じてパラメータを設定します。

      「[一般]タブについて」を参照してください。

4. 建物タイプ設定を指定します。
   1. [管理]タブ [設定]タブ [MEP 設定] ドロップダウン リスト [建物タイプ/スペース タイプの設定]をクリックします。
   2. [建物タイプ/スペース タイプの設定]ダイアログで、[建物タイプ]を選択し、リストから建物タイプを選択します。

      特定の建物タイプを検索するには、フィルタを使用できます。

   3. 右側のパネルで、必要に応じて個々のパラメータを調整します。
   4. 各スケジュール(占有、照明、動力スケジュール)で、[値]列をクリックし、 をクリックして、[スケジュール設定]ダイアログを開き、スケジュールを選択または調整します。
   5. [利用開始時刻]と[利用終了時刻]で、[値]列をクリックし、 をクリックして[時刻設定]ダイアログを開いて稼動時間を指定します。

      [時刻設定]ダイアログで、上矢印または下矢印を使用して(またはボックスに入力して)、建物の利用開始時刻と利用終了時刻を調整します。