ゾーン、レベル、建物負荷

個々のスペース負荷、湿り空気、空調機器負荷の計算をすべて終えると、エンジンは、ゾーン、レベル、建物の最終的なブロック負荷を求めます。

これらの値は、負荷の値が最大となる時間と月の、各コンポーネントの値を合計した、単純なブロック負荷です。ゾーンと建物の概要には、それぞれの熱源機器も含まれます。さまざまなピーク負荷の値は、使用されている空調機器の送風量が一定か可変かに依存します。次のように細分化されます。

  一定の送風量 可変の送風量
建物 建物のスペース合計のピーク + ゾーン空調機器の合計 建物のスペース合計のピーク + ゾーン空調機器の合計
レベル レベルにおけるスペース合計のピーク(空調機器なし) レベルにおけるスペース合計のピーク(空調機器なし)
ゾーン ゾーンにおけるスペース合計のピーク + 空調機器 ゾーンにおけるスペース合計のピーク + 空調機器
Space ゾーンの最大の月/時における負荷 スペースの最大の月/時における負荷

処理の最後に、エンジンは各スペースのそれぞれの時間と月の組み合わせ全体に対するコンポーネント細分化配列と、すべてのレベル、すべてのゾーン、および建物に対するこれらの各コンポーネントの最大値のデータを設定します。これは大量のデータですが、データを使用するアプリケーション(Revit)が、多数の異なるパターン、傾向、データをユーザに表示することが可能になります。