平面図ビューと同じツールと方法を使用して、断面図ビューで配管を描画します。ただし、異なる視点からレイアウトを表示するため、結果は期待どおりになるとは限りません。断面図ビューで描画される配管は、断面図ビューの平面を基準にして描画されます。断面図ビューで描画する場合には、行うアクションの結果を表示させるために、3D ビューまたは平面図ビューを表示したままにしてください。次に、留意すべきいくつかの事項を記します。
新しい配管は、断面図ビューの前方にあってビュー平面に最も近い使用可能なコネクタに接続されます。使用可能なコネクタとは、別のコネクタにまだ接続されていないコネクタであり、断面図ビューの境界内にあるものをいいます。
次の例では、既設の配管(1)のコネクタ両方が使用可能です。断面図ビューに追加する水平セグメント(2)は、平面図ビューで示すように、ビュー平面に最も近いコネクタに接続します(3)。
ビュー範囲内で使用できる両方のコネクタ
ビュー範囲内で使用できるコネクタが 1 つのみである場合には、そのコネクタを使用します。
ビュー範囲内で使用できるコネクタが 1 つのみ
次の例での既設の配管の両端はビュー範囲内にありますが、使用できるのは 1 つのみです。もう一方は既に使用されています。使用可能なコネクタはビュー平面から最も遠いですが、これを使用します。
ビュー範囲内に 2 つのコネクタがあるが 1 つは既に使用中
使用可能なすべてのコネクタがビュー範囲外にある場合には、その配管は、ビュー平面と既設の配管との交点にあるティーに接続されます。配管の中心線は、ビュー平面上に配置されます。
使用可能なすべてのコネクタがビュー範囲外にある
ビュー範囲内に使用可能なコネクタがない場合には、その配管は、ビュー平面と既設の配管との交点にあるティーに接続されます。配管の中心線は、ビュー平面上に配置されます。
ビュー範囲内の唯一のコネクタが既に使用されている場合
この場合、断面図ビュー(1)で配管を描画すると、Revit の平面図ビュー(2)と 3D ビュー(3)で示すように、ボイラ コネクタとエルボとの間に短い配管セグメントが追加されます。
次のサンプル プロジェクトでは、レベル 2 にある往き本管を、レベル 1 のボイラの上方にある循環ポンプに接続するように、配管を追加します。
断面図ビューを開き、配管ツールを使用することにより、レベル 1 からレベル 2 へ下方に垂直セグメントを追加し(1)、循環ポンプの上方にある点に水平セグメントを追加し(2)、ポンプ上のコネクタに向かって下方に垂直セグメントを追加します(3)。
接続が行われますが、経路は想定したとおりにならない場合があります。平面図ビューおよび関連する 3D ビューには、配管が実際に作成された様子が表示されます。生成された配管は、断面図ビュー平面と平行に描画された 1 番目の水平セグメントと共に描画されます。その後、ポンプに垂直配管を接続したときに、Revit によってエルボと水平セグメント(断面図ビュー平面に垂直)が追加され、最後のセグメントがポンプに位置合わせされました。