図で確認しながらスケール変更する

図で確認しながら要素のスケールを変更するには、[スケール]ツールを使用して 3 回のクリック操作を行う必要があります。最初のクリックで基準点の位置が決まり、次の 2 回のクリックでスケールのベクトルが決まります。

Revit では、この 2 つのベクトルの長さの比からスケールが計算されます。たとえば、最初に 5 フィートのベクトルをスケッチし、次に 10 フィートのベクトルをスケッチしたとします。この場合のスケールは 2 です。その結果、要素は元のサイズの 2 倍になります。

スケーリングの詳細については、「要素のサイズ変更とスケールについて」を参照してください。

図で確認しながら要素のスケールを変更するには

  1. 次のいずれかを実行します。
    • スケールを変更する要素を選択し、[修正 | <要素>]タブ [修正]パネル (スケール)をクリックします。
    • [修正]タブ [修正]パネル (スケール)をクリックし、スケールを変更する要素を選択して[Enter]を押します。

    必ず、壁や線分など、サポートされている要素のみを選択してください。選択した中に、サポートされていない要素が 1 つ入っているだけでも、[スケール]ツールは機能しません。

  2. オプション バーの[グラフィックス]を選択します。
  3. 作図領域の中で、クリックして基準点を設定します。

    基準点とは、要素のサイズの変更元となる点です。カーソルはさまざまな参照にスナップします。スナップ点を変更する場合は、[Tab]を押します。

  4. カーソルを移動して最初のベクトルを設定します。
  5. クリックして長さを設定します。
  6. 再度カーソルを移動して 2 番目のベクトルを設定します。

    カーソルを移動すると、選択した要素の変更後のサイズを示す青色の外枠が表示されます。正しいサイズになるまで、その平面に沿ってカーソルを前後に動かします。

    ヒント: 各ベクトルの長さを入力するときは仮寸法値を使用できます。
  7. クリックして点を設定します。

ベクトル 1 の両端がベクトル 2 の両端に一致するように、選択した要素のスケールが変更されます。