クーロン力は、モデルの指定した表面に対してのみ計算されます。静電界が原因で部品に作用している力を特定するためには、はめあい部品の表面を指定します。この例では、ロータに作用する力を特定します。そこで、ロータと接触している [空気]表面を指定します。
便宜上、空気のロータ接触表面に属しているすべてのラインには、既に共通の表面番号(具体的には、表面 5)が割り当てられています。これにより、表面を 1 つ指定するだけで済むため、クーロン力計算の設定が容易になります。
ここでは、視覚的にクーロン力計算の表面を確認し、力の計算オプションを設定します。
- ViewCube の上にある
[ホーム]アイコンをクリックして、モデルのアイソメ ビューを表示します。
- ブラウザで[部品 2]見出しを右クリックして、[表示]オプションをオフにします。
- [表面]見出しの左側の[+]記号をクリックして、[部品 3]の下位の表面のリストを展開します。
- [表面 5 <未指定>]を選択します。次の図に示すように、空気([部品 3])のロータに接触している表面がすべて紫色でハイライト表示され、選択されたことが示されます。
- ブラウザで[部品 2]見出しを右クリックして、[表示]オプションをオンにします。
- ブラウザの[解析タイプ]見出しを右クリックして、
[解析パラメータを編集]を選択します。 - [オプション]タブを選択します。
- [力/電荷計算を起動]チェック ボックスをオンにします。
- [部品]フィールドに 3 と入力します。
- [表面]フィールドに 5 と入力します。
- [OK]をクリックします。
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