1200 秒での最大温度は、100 °F をわずかに超えています。最も温度が高い節点は、チップの内部であると予測しています。ただし、内部節点での結果は、既定で抑制されています。内部メッシュを表示し、[最大]プローブと[最少/最大節点]オプションを使用することにより、最も温度が高い節点の数を特定します。最後に、最も温度が高い節点の温度対時間をグラフ化します。
[結果の問合せ]
[プローブ]
[最大]をクリックします。
[結果の問合せ]
[プローブ]
[最小/最大節点]をクリックして、最大結果プローブに節点番号を追加します。このコマンドは、[プローブ]パネルのプルアウト セクションにあります。
[結果オプション]
[表示]
[内部メッシュを表示]をクリックして、このオプションをオンにします。[内部メッシュを表示]オプションをオンにている間に、プロットの凡例と最大結果プローブを注意深く確認します。内部メッシュを表示すると、節点番号と最大温度の両方が変化します。[内部メッシュを表示]オプションをアクティブにしている間に、最大プローブに表示された節点番号を記録します。モデルは、次の図と似たようになるはずです。節点番号と場所は、内部メッシュの違いによって変わる場合があります。
[選択]
[形状]
[点または長方形] コマンドと
[選択]
[節点]コマンドをアクティブにし、モデル上の任意の節点をクリックして選択します。
選択した節点の温度は、最初の 300 秒間で約 16°F 下がります(冷却期間)。300 秒での温度は、まだ周囲温度よりも約 4 ℃ 高い状態です。発熱は、301 秒で 5 ワットの速度で再開し、シミュレーション イベントの残りの部分ではこのレベルで持続します。この 15 分間の期間中、チップは再度ほぼ定常温度(0.5°F 以内)に達します。
非線形冷却速度と加熱速度に注目してください:
冷却速度(温度対時間曲線の勾配)は、周囲温度に近づくに連れて遅くなります。対流熱損失率は、表面温度と周囲温度の差に比例します。そこで、表面温度が周囲温度に近付くと、対流熱損失がゼロに近付きます。
以上でこのチュートリアルは完了です。