結果を確認する

1200 秒での最大温度は、100 °F をわずかに超えています。最も温度が高い節点は、チップの内部であると予測しています。ただし、内部節点での結果は、既定で抑制されています。内部メッシュを表示し、[最大]プローブと[最少/最大節点]オプションを使用することにより、最も温度が高い節点の数を特定します。最後に、最も温度が高い節点の温度対時間をグラフ化します。

  1. [結果の問合せ] [プローブ] [最大]をクリックします。
  2. [結果の問合せ] [プローブ] [最小/最大節点]をクリックして、最大結果プローブに節点番号を追加します。このコマンドは、[プローブ]パネルのプルアウト セクションにあります。
  3. [結果オプション] [表示] [内部メッシュを表示]をクリックして、このオプションをオンにします。[内部メッシュを表示]オプションをオンにている間に、プロットの凡例と最大結果プローブを注意深く確認します。内部メッシュを表示すると、節点番号と最大温度の両方が変化します。[内部メッシュを表示]オプションをアクティブにしている間に、最大プローブに表示された節点番号を記録します。モデルは、次の図と似たようになるはずです。節点番号と場所は、内部メッシュの違いによって変わる場合があります。

  4. [選択] [形状] [点または長方形] コマンドと [選択] [選択] [節点]コマンドをアクティブにし、モデル上の任意の節点をクリックして選択します。
  5. 表示領域で右クリックして、コンテキスト メニューから[新しいグラフを編集]を選択します。[結果グラフ]が表示され、[グラフ編集]ダイアログ ボックスが表示されます。
    1. [グラフに描く節点]フィールド内の数字を手順 3 で記録した数字に置き換えます。
    2. [適用]をクリックします。
    3. [グラフ編集]ダイアログ ボックスを閉じるには、ダイアログ ボックスの右上コーナーの赤い X をクリックします。グラフには、最も温度が高い節点での温度の結果が表示され、次の図に似たようになるはずです。

      選択した節点の温度は、最初の 300 秒間で約 16°F 下がります(冷却期間)。300 秒での温度は、まだ周囲温度よりも約 4 ℃ 高い状態です。発熱は、301 秒で 5 ワットの速度で再開し、シミュレーション イベントの残りの部分ではこのレベルで持続します。この 15 分間の期間中、チップは再度ほぼ定常温度(0.5°F 以内)に達します。

      非線形冷却速度と加熱速度に注目してください:

      • 冷却速度(温度対時間曲線の勾配)は、周囲温度に近づくに連れて遅くなります。対流熱損失率は、表面温度と周囲温度の差に比例します。そこで、表面温度が周囲温度に近付くと、対流熱損失がゼロに近付きます。

      • 加熱速度は、対流熱損失の大きさが発熱の大きさと平衡状態に近付くと遅くなります。プロセッサが再通電されると、温度は最初は急速に上昇します。これは、対流熱損失が比較的少ない一方で熱入力(生成)が比較的高いためです。

以上でこのチュートリアルは完了です。

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