MAXScript エディタは、3ds Max から開ける組み込みのエディタで、テキスト ファイル、特に MAXScript スクリプト ファイルや Python スクリプト ファイルを作成または編集するのに使用します。スクリプトはエディタから実行できます。エディタには、HTML や XMLなどの他の一般的なテキスト形式についての構文も用意されています。
エディタを開くには以下の手順を実行します。
3ds Max メイン メニューから[MAXScript] > [MAXScript エディタ](MAXScript Editor)をクリックして、新しいエディタ ウィンドウを切り替えます。すでに編集用に開かれているスクリプトは、3ds Max セッションが変わっても、エディタに開かれたままになります。
3ds Max メイン メニューから[MAXScript] > [新規スクリプト](New Script)をクリックして、新しいスクリプトを開始します。
3ds Max メイン メニューから[MAXScript]/[スクリプトを開く](Open Script)をクリックし、エディタにロードする既存のスクリプトをディスクから選択します。
[ユーティリティ](Utility)の[MAXScript]ロールアウトで[新規スクリプト](New Script)または[スクリプトを開く](Open Script)ボタンを押します。
MAXScript リスナーのメニュー バーから[ファイル] > [新規スクリプト](File > New Script)または[ファイル] > [スクリプトを開く](File > Open Script)を選択します。
[ミニ リスナー](Mini-Listener)を右クリックして、[編集ウィンドウを開く](Open Editor Window)を選択します。
選択されたスクリプトは、モードレスの MAXScript エディタ ウィンドウのタブに開かれます。
MAXScript エディタは、長いスクリプトを開発したり、コードのフラグメントを保存する場合に適しています。コードが完成するまで編集およびテストを部分的に行うことができ、後で使用するためスクリプト ファイルにコード保存することができます。これは、大きなスクリプト、ユーティリティ、関数ライブラリを開発するときの一般的な方法です。
1 つ以上のテキスト行を選択して 3ds Max のツールバーにドラッグすると、選択した行を含むマクロ スクリプトを作成できます。 詳細は、MacroScript の定義を参照してください。
リスナーや他の実行中のスクリプトから edit() を使用して、MAXScript エディタのタブを開くことができます。 edit() メソッドの構文は次のとおりです。
edit <filename_string>
ここで、<filename_string> は、文字列として評価され、新しい[MAXScript エディタ](MAXScript Editor)ウィンドウ内に読み込まれるファイル名を指定する文字列リテラルまたは式です。
例: |
edit "my_script.ms" |
または |
scriptfile="my_script.ms" edit scriptfile |
ファイルは、次に示すディレクトリの順に検索されます。
現在の MAXScript ディレクトリ
3ds Max 実行可能メイン ディレクトリ
Windows NT 32 ビット システム ディレクトリ (system32)
Windows 16 ビット システム ディレクトリ(system)
Windows ディレクトリ
PATH 環境変数にリストされているディレクトリ
MAXScript システム グローバル変数 editorShowPath は、MAXScript エディタのタイトル バーに編集中のスクリプトの完全なパスを表示するか(true)、ファイル名だけを表示するか(false)を制御します。