特定の状態変数のコンター プロットを表示するのは、ラジエーター タンクの構造性能を評価するのに最適な方法です。特に、母材の破壊インデックス SDV13 と破壊状態 SDV1 を確認します。
- ジョブが完了したら、Abaqus/Viewer を開き、メイン ツールバーからをクリックし、radiatortank_ame.odb を開きます。これにより出力データベースファイルが開き、Visualization モジュールに切り替わります。ビューポートには変形していないタンクが表示されます。
- をクリックしてコンター プロットを表示します。
- 出力変数のリストから SDV13 を選択します([結果] > [フィールド出力])。SDV13 は、母材材料の破壊インデックスを表します。
- 圧力がタンクに適用されたら、解析ステップの最初から最後まで SDV13 を監視します。SDV13 は、母材材料が破損にどれだけ近づいているのかを示します。
破壊インデックスが 1.0 に達すると、破損が始まります。最初の破損はステップ時間が 0.55 s のときに発生しています。
- 次に出力変数のリストから[SDV1]を選択します。SDV1 は複合材料の破壊状態を表します。値が 1 の場合は破壊なし、値が 2 の場合は積分点が破壊されていることを意味します。
- 解析を実行し、タンクでの損傷の進行具合を確かめます。