強度低減係数は、自動的に計算されたかユーザによる指定かにかかわらず、材料の強度の尺度を変更するための単純な乗数として適用されます。特に、材料の最大有効応力 σeff, max の尺度を変更します。

ここで、η は強度低減係数であり、0 < η ≤ 1 の範囲に収める必要があります。こうして最大有効応力の尺度を変更することで、同じ材料がウェルド サーフェス上にない場合よりも早く、ウェルド サーフェス上の材料が破損します。

Abaqus では SDV12 の出力結果から、ANSYS では SVAR12 の出力結果から、強度低減係数を確認することができます。