金型運動

ポジション リプレゼンテーションは、動作研究やさまざまな位置でのアセンブリの評価のために、アセンブリの運動学的な「スナップショット」を撮る場合に使用します。ポジション リプレゼンテーションは、親アセンブリに保存されます。いつでも取り出して解析または変更することができます。

ポジション リプレゼンテーション フォルダは、モデル ブラウザとリプレゼンテーション ブラウザにあります。Mold Design ブラウザにはありません。

金型環境での編集は、アセンブリが閉じていてマスター ポジション リプレゼンテーション内にない限り、許可されません。

金型運動

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マスター ポジション リプレゼンテーションとは

各アセンブリには、モデリング操作が行われたときのアセンブリの既定の状態を表すマスター ポジション リプレゼンテーションがあります。マスター ポジション リプレゼンテーションは編集できません。新しいポジション リプレゼンテーションはすべてマスターのコピーです。必要に応じて、それぞれのポジション リプレゼンテーションに変更を加えてから、マスター ポジション リプレゼンテーションを再びアクティブにしてアセンブリを保存します。金型環境での編集は、マスター ポジション リプレゼンテーションまたは閉じたポジション リプレゼンテーション内で許可されます。

マスター リプレゼンテーションは「フェイルセーフ」の状態です。多くのポジション リプレゼンテーションは、さまざまな状態のアセンブリで作成することができます。アセンブリの位置、表示設定、拘束設定などの設定を、元のアセンブリの値に戻すことができなくなる可能性があります。マスター リプレゼンテーションをアクティブにすると、作成したポジション リプレゼンテーションの数に関係なく、いつでもアセンブリの既定の状態に戻すことができます。

ポジション リプレゼンテーションを作成、編集する方法

新しいモールド ベースを挿入すると、既定のポジション リプレゼンテーションが作成されます。ポジション リプレゼンテーションの詳細については、次のヘルプ トピックを参照してください。

金型アプリケーションによって作成される既定のリプレゼンテーション

新しいモールド ベースを挿入すると、名前の付いた拘束のあるシステム定義のリプレゼンテーションが作成されます。2 プレート タイプのモールド ベースで有効な名前の付いた拘束は、PL1 と Ejection です。3 プレート タイプのモールド ベースで有効な名前の付いた拘束は、PL1、PL2、PL3、および Ejection です。これらの拘束の値は、システム定義のリプレゼンテーションで修正されます。

次のポジション リプレゼンテーションは、新しい 2 プレート タイプのモールド ベースを挿入したときに作成されます。

次のポジション リプレゼンテーションは、新しい 3 プレート タイプのモールド ベースを挿入したときに作成されます。

ヒント: Inventor Studio を使用して、一連のポジション リプレゼンテーションをアニメーション表示します。

ポジション リプレゼンテーションでの拘束駆動の可否

閉じたリプレゼンテーションをアクティブにし、モデル ブラウザで右クリック メニューの[拘束駆動]を使用します。運動拘束の開始距離と停止距離を指定して、機械的な動作をシミュレーションします。[拘束駆動]コマンドは 1 つの拘束にのみ使用できますが、[計算式]を使用して別の拘束を駆動し、拘束を代数的に関連付けることができます。

運動拘束とは

2 プレート タイプのモールド ベースには、次の 2 つの運動拘束が含まれます。

3 プレート タイプのモールド ベースには、次の 4 つの運動拘束が含まれます。