iLogic には、他の関数を実行する関数が何種類かあります。
通常は、ルール内のパラメータを変更してルールをトリガします。この関数は、パラメータのないルールや、[自動的に実行しない]オプションのフラグが有効なルールで役立ちます。
これらの関数にアクセスするには、iLogic の[ルールを編集]ダイアログの[スニペット]領域にある[システム]タブで、[その他を実行]ノードを展開します。
単純にルールの名前を指定することで、他のルールを実行します。この関数は、レポート ジェネレータなど、モデルを変更せずに多数のパラメータを参照するルールに使用します。この関数によって任意のルールを実行できます。
構文
iLogicVb.RunRule(“ruleName”)
例
iLogicVb.RunRule(“Rule0”)
アセンブリ内のコンポーネントに保存されている他のルールを実行します。
構文
iLogicVb.RunRule(“componentName”, “ruleName”)
例
iLogicVb.RunRule("PartA:1", "Rule0")
[スニペット]領域の[その他を実行]カテゴリに一覧表示されているその他の関数については、「高度な API 関数」および「高度なルール プログラミング」を参照してください。
Inventor ドキュメント内の標準のルールから外部ルールを実行します。
構文
iLogicVb.RunExternalRule("ruleFileName")
"ruleFileName"
ルール ファイルの名前を、ファイル拡張子付きまたはファイル拡張子なしで指定します。ここでファイルのパスを指定することもできますが、ファイルの移植性に影響する場合があります。ルール ファイルは、次のフォルダで、上から順番に検索されます。
ルールのファイル名には、これらの任意のフォルダを基にした相対パスの名前を使用できます。
他のルールから実行される外部ルールは、ルール ブラウザで表示する必要はありませんが、編集する場合にはルール ブラウザに追加します。
例
iLogicVb.RunExternalRule("color_by_vendor")
Inventor Visual Basic for Applications (VBA) マクロを実行します。マクロは、ドキュメント内に保存するか別の .ivb ファイルに保存できます。[Alt]+[F11]を使用して、Microsoft VBA エディタを開き、使用可能マクロを表示して、マクロをロードおよび編集します。マクロに引数が必要な場合には、マクロ名の後に引数を追加します。
VBA 関数の呼び出しは可能ですが、戻り値は取得できません。
構文
InventorVb.RunMacro(“projectName”, “moduleName”, “macroName”)
例
InventorVb.RunMacro ("DocumentProject", "Module1", "DrawCustomLines" ) InventorVb.RunMacro ("ThreadMacros", "Module1", "ThreadsInit" ) InventorVb.RunMacro ("ThreadMacros", "Module1", "AddThreads", "3/8-16 UNC")
外部 .NET コードを使用する場合に必要です(「高度なルール プログラミング」を参照)。
構文
AddReference “fileName.dll”