高度な API 関数のリファレンス(iLogic)

高度な API 関数にアクセスするには、iLogic の[ルールを編集]ダイアログの[スニペット]領域にある[システム]タブで、[高度な API]ノードを展開します。

ThisApplication

Inventor の現在のセッションに対する Inventor アプリケーション オブジェクトです。このオブジェトから、直接 Inventor API にアクセスできます。API のヘルプについては、[ヘルプ]メニューの[その他のリソース]にある、[プログラミング用ヘルプ]を参照してください。

このオブジェクトは、次の古い構文を使用してアクセスすることもできます。

app = InventorVb.Application

ThisDoc.Document

現在のルールを保存しているドキュメントを Inventor.Document オブジェクトとして取得します。このオブジェクトは、モデルを確認または修正するための開始点として使用できます。詳細については、Inventor API ヘルプを参照してください。

構文

doc = ThisDoc.Document

このオブジェクトは、次の古い構文を使用してアクセスすることもできます。

doc = iLogicVb.RuleDocument

ModelDocument

図面ドキュメントに表示されているモデル ドキュメント(パーツまたはアセンブリ)を取得します。モデル ドキュメントが存在しない場合は、この関数は何も返しません。複数のモデル ドキュメントが存在する場合は、最初に検出されたものを返します。

構文

doc = ThisDoc.ModelDocument

Automation

ルール内の iLogicAutomation オブジェクトにアクセスします。

構文

auto = iLogicVb.Automation

UserInterfaceManager

Document.SelectSet.Select などの特定の Inventor API 関数を使用する場合、その前に呼び出す必要があります。ルール内で VBA サンブルやその他の API コードが動作しない場合は、ルールの先頭にこのステートメントを追加してください。

構文

ThisApplication.UserInterfaceManager.UserInteractionDisabled = False

InventorComponent

この関数は、コンポーネントへ直接アクセスするために使用します。Inventor.ComponentOccurrence 型のオブジェクトを返します。

構文

compo = Component.InventorComponent(“componentName”)

InventorFeature

フィーチャへの直接アクセスを可能にします。この関数は、Inventor.PartFeature 型のオブジェクトを返します。

構文

feat = Feature.InventorFeature(“featureName”)

Inventor フィーチャ(コンポーネント)

コンポーネントまたはドキュメント内のフィーチャへの直接アクセスを可能にします。

構文

feat = Feature.InventorFeature(componentOrDocNameName, “featureName”)