繊維配向解析の設定作業

繊維配向解析を有効にするには、プロセス設定を使用します。

以下は繊維充填の熱可塑性材料を使用する場合の設定作業です。

注: 繊維配向解析を設定する際には、検討すべきいくつかの推奨事項があります。
  • ファイバー長の結果を取得するには、長繊維複合材料を選択していることと、[繊維破断の計算]のオプションが[長さで決定]に設定されていることを確認します。
  • ファイバー長重量分布の結果を得るためには、ファイバー長重量分布を出力するオプションを有効化し、含めるノードを選択します。
  • その他のほとんどの結果について、プロセス設定で収縮モデルが選択されていることを確認します。

[スタディ タスク]ペイン内のすべての項目にチェック マークが付いていれば、解析を開始する準備ができています。

設定作業 解析テクノロジ
成形プロセスの選択 Midplane Dual Domain
モデルのメッシュ生成 Midplane Dual Domain
解析前のメッシュのチェック Midplane Dual Domain
充填を含む解析順序の選択 Midplane Dual Domain
ファイバー フィラーを含む材料の選択 Midplane Dual Domain
射出位置の設定 Midplane Dual Domain
繊維配向解析用のプロセス設定の設定 Midplane Dual Domain

プロセス設定で繊維配向解析を有効にするには:

  1. [プロセス設定ウィザード]ダイアログ ボックスで、[繊維材料の場合は繊維配向解析]を選択します。
  2. 必要に応じて[次へ]をクリックしながら[アドバンス オプション]ボタンを見つけます。

ファイバー長の結果を取得するには

  1. [アドバンス オプション]をクリックします。
  2. ソルバー パラメータに関連付けられている[編集]ボタンをクリックします。
  3. [繊維配向解析]タブを選択し、[繊維破断の計算][長さで決定]に設定されていることを確認します。

ファイバー長重量分布の結果を取得するには

  1. [アドバンス オプション]をクリックします。
  2. ソルバー パラメータに関連付けられている[編集]ボタンをクリックします。
  3. [繊維配向解析]タブを選択します。
  4. [繊維破断パラメータ]をクリックします。
  5. ファイバー長重量分布プロファイルを出力するオプションを[はい]に変更します。
  6. ファイバー長分布のノード一覧をクリックして、含めるノードを入力します。

収縮モデルを選択するには

  1. [アドバンス オプション]をクリックします。
  2. [成形材料]に関連付けられた[編集]をクリックします。
  3. [収縮特性]タブを選択して、メッシュのタイプに関連付けられている収縮モデルを選択します。

中間結果を選択するには

  1. [ファイバー ソルバー パラメータ]をクリックします。
  2. [中間繊維配向結果を出力]を選択します。