このダイアログ ボックスを使用して、[熱伝導ソルバー]を使用するか、[各繰り返しで流動解析]を実行するかを指定します。熱伝導ソルバーは解析速度は速くなりますが、フロー ソルバーはより高精度なシミュレーションが実行できます。
このダイアログ ボックスにアクセスするには、成形品で 3D メッシュを生成し、冷却(FEM)を含む解析順序を選択し、プロセス設定で[金型温度オプション]のドロップダウン メニューから[非定常]解析オプションのいずれかを選択します。次に、[冷却(FEM)ソルバー パラメータ]ボタンをクリックします。プロセス設定ウィザードで選択する[金型温度オプション]に応じてダイアログ ボックスの変数は異なります。
| ダイアログ ボックスのプロパティ | コメント | 既定値 |
|---|---|---|
| 非定常/サイクル平均、成形品熱流束計算 | 熱流束計算に使用するソルバーを選択します。熱伝導ソルバーはより速いですが、フロー ソルバーはより高精度な結果を得ることができます。 | 熱伝導 |
| 成形品熱流束のタイムステップ数 | これは成形品の温度に適用されます。プロセス設定ウィザードで指定した [射出+保圧+冷却時間] 中に、熱伝導ソルバーで成形品の温度を計算する頻度を指定します。 | 熱伝導ソルバーのみ |
| 金型温度収束許容値 | 指定した制限値内の値を入力します。収束許容値は、1 つの繰り返しから次の繰り返しへの金型温度の変化に適用されます。許容値が低いほど、結果はより高精度となりますが、解析時間は長くなります。 | 0.1000 |
| 金型温度サイクル最大数 | 解析で実行する金型温度の繰り返しの最大値を選択します。この最大値に達するまでに結果が収束しない場合は、エラー メッセージが出力されます。 | 50 |
| 並列化のためのスレッド数 | ドロップダウン オプションのいずれかを選択して、並列計算を設定します。これにより、特に大規模なモデルでの解析速度を向上できます。 | 自動 |
| 自動冷却時間計算にランナーを含む | 自動冷却時間計算にランナー システムを含むように指定します。 | 選択されていません |
| マイナー損失 |
4 つのオプションがあり、マイナー損失を使用するオプションが 3 つと、マイナー損失を無視するオプションが 1 つあります。マイナー損失の結果は、形状の変化や流路系へのコンポーネントの追加が原因で生じます。損失は、入口および出口での移動、拡流点、縮流点、ベンド、エルボ、ティー、バルブ、配管接続、継手で発生します。これらはすべて流体のスムーズな流れを妨げる原因となり、流れの分断や混合を原因とするエネルギーのマイナー損失が生じます。
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マイナー損失を計算 |
| 摩擦式 |
これらのオプションはすべて、ダルシー ワイスバッハの摩擦係数 f の計算に使用されます。特定の近似を目的とした特定の希望がない限り、既定の設定を使用します。 次のようなオプションがあります。
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スワミー・ジャイン |
| 重力効果のシミュレーション | 重力をシミュレーションに含めるには、このオプションを選択します。このオプションでは、流入口と流出口のノードの高さが考慮され、重力が冷媒流量に与える影響が計算されます。 | 選択されていません |
| 重力方向の編集 | このボタンは、[重力効果のシミュレーション]を選択した場合にアクティブになります。このボタンをクリックすると[重力方向]ダイアログ ボックスが開きます。 | |
| コンフォーマル冷却ソルバー | コンフォーマル冷却に使用されるソルバーを選択します。
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FEM ソルバー |