[冷却管]ダイアログ ボックス - [冷媒流]タブ

対象製品: 2018.3 Update 以降

このダイアログ ボックスは、冷媒流解析で冷却管に接触する金型の熱を指定するために使用します。

注: 最適な熱伝達を得るため、必ず冷媒流が乱流となるようにし、冷媒温度の初期値と戻り値との温度差が 4°F を超えないようにしてください。

このダイアログ ボックスにアクセスするには、[冷却管]要素を選択した後、[編集] ([形状]タブ > [プロパティ]パネル > [編集])を選択するか、または右クリックしてドロップダウン メニューから[プロパティ]を選択します。[冷媒流]タブを選択します。

冷却管の熱伝達プロパティを保存するための一意で分かりやすい名前を入力します。選択した要素のみに変更内容を適用する場合は、[このプロパティを共有するエンティティのすべてに適用]をオフにします。

ダイアログ ボックスの要素

ウィジェット 説明
熱伝達のオプション

既定はゼロの流束で、これは、要素内の流体が周囲と接しておらず、完全に断熱されていることを意味します。この既定のケースでは、入口ごとに冷媒温度が異ならない限り、冷媒温度は一定に保たれます。この例では、混合の効果が考慮されます。

任意の与えられた位置における冷媒の温度をシミュレートするには、その位置にある要素を選択し、次のいずれかのオプションについて値を入力します。

流束
一定熱流束(W/m2)
総熱量
総熱量(kW)です。式「Q = (m × Cp × dT) ÷ サイクル時間」を使用します。ここで、m は成形品の質量、Cp はプラスチックの具体的な熱容量、dT は、プラスチックの開始時の温度と目的の温度との温度差です。
温度
金型温度が一定に保たれている場合は、値を oC で入力します。