冷媒出口

冷却条件によっては冷媒出口を指定する必要があります。

多くの場合、解析のために提供される CAD 図面は金型の加工にも使用されます。このような場合、冷却管は金型全体を通過でき、他の冷却管と交差する穴として表されます。

注:
  • ビーム要素で構成される冷却回路が他の冷却管と交差しない 1 パスの場合、出口を指定する必要はありません。
冷媒出口は次の場合に必要です。

コンフォーマル冷却解析

冷媒出口は解析の境界条件として機能します。コンフォーマル冷却解析を実行するには冷媒出口を設定する必要があります。
注: コンフォーマル冷却管は 3D メッシュで構成され、シミュレーションには異なるワークフローが必要になります。

一部のインポートした CAD 冷却管モデル

多くの場合、解析のために提供される CAD 図面は金型の加工に使用されます。このような場合、冷却管は金型全体を通過でき、冷却管を形成している他の穴と交差する穴として表されます。

冷媒入口のみの指定では、複数のフロー パスが可能です。

出口を追加すると、フロー パスが完全に定義されます。

金型が製造されるとき、これらの構築穴の端では、冷媒が冷却管全体を流れるようにプラグが使用されます。これらの行き止まりには停滞した冷媒が溜まります。

解析ではこれらの領域をそのままにしておきます。これは、停滞した冷媒の温度が上昇してシステムの熱に影響を及ぼすためです。解析にはこの影響が組み込まれています。

冷媒出口を設定するには

  1. ([境界条件]タブ > [冷却]パネル > [冷媒入口/出口] > [冷媒出口])をクリックします。
  2. 冷却回路の出口面をクリックします。出口が設定されます。