キャビティの体積(オーバーモールディング): XY プロットは、解析のオーバーモールディング段階中の、金型の可動側部分と固定側部分で形成されるキャビティ部分の体積の変化(cm3 単位)を示します。
この結果には、射出圧縮プロセスの開始時に金型部分がわずかに開いていることによる体積の増加が含まれますが、金型に射出される材料の体積は含まれません。
キャビティの体積(オーバーモールディング): XY プロット結果は、オーバーモールディング ステップに射出圧縮を選択したときに、熱可塑性樹脂射出圧縮オーバーモールディング解析で生成されます。
この結果の使用法
キャビティの体積(オーバーモールディング): XY プロット結果を使用して、金型の可動側部分が金型キャビティ全体の体積に与える影響を確認することができます。
- キャビティの体積(オーバーモールディング): XY プロット結果を、プロセス設定で設定した圧縮設定と比較する。プレス待機時間、圧縮速度、プレス圧縮時間が、グラフィック表示された結果と一致している必要があります。
- キャビティの体積(オーバーモールディング): XY プロット結果の最終キャビティ体積を、解析ログに記録されているモデル メッシュの体積と比較する。これらの体積が一致している必要があります。キャビティの体積(オーバーモールディング): XY プロット結果で報告された体積がモデルの体積よりも大きい場合は、金型が目的のキャビティ体積に到達して閉じる前に、溶融樹脂が転移温度以下に冷却されたことを示す場合があります。
- 樹脂温度など、溶融粘度に影響を及ぼす要因と、プレス待機時間や圧縮力など、溶解樹脂を圧縮するプレスの能力に影響を及ぼす要因を確認する。