変位プロットは、結果の解釈がしやすいようにスケールされることが多くあります。
変位量結果のスケールはよく行われます。変位量結果をスケールすることで、成形品の領域のうち関心のある部分だけに注目することができます。場合によっては、確認ツールを使用して最小値と最大値を見積もってから尺度を設定する必要があります。また、正確な範囲が得られるまで尺度を何度も設定しなければならない場合もあります。
次の図で、成形品(A)はスケールされていません。ここで関心のある領域は、矢印で示しているベベルです。成形品(B)は、ベベルから得られる値にスケールされています。赤色の領域はベベル上で最大値を上回っていて、青色の領域は最小値を下回っています。
A = Z 方向の変位はベベルに対してスケールされていない
B = Z 方向の変位はベベル上の値にスケールされている