ビューアのツールを使用する

ビューアには、デザインまたはモデルを詳細に表示して調べるための多数のオプションとツールが用意されています。オプションとツールは、開いているファイルの種類によって異なります。すべてのファイルで、すべてのツールが使用できるわけではありません。たとえば、[ウォークスルー]オプションは 3D ファイルでのみ使用できます。

一般的に、1 つのツールを選択した後でも、引き続き他のツールを使用することができます。たとえば、ウォークスルーを開始した後、拡大ズームやオービットを実行することができます。[マークアップ]ツールや[コメント]ツールを使用して、モデルの特定のビューのスナップショットを作成することもできます。マークアップ コメントを追加する前にパーツを選択し、回転したり拡大ズームすることもできます。モデルを既定のビューに戻すには、右上にある[ホーム]アイコンをクリックします。

次の表に、ビューアの下辺に沿って表示される各ツールの使い方を示します。

表示ツール

ツール	使い方	ヒント
[ウォークスルー]	ウォークスルーするには、モデル上で[Ctrl]+[Alt]+左マウス ボタンを使用します。 ウォークスルーを開始するには、選択し、モデル上をクリックします。 ウォークスルーの実行中にモデルの視点を変更するには、左マウス ボタンをクリックしてドラッグします。 ウォークスルーを終了してモデルの既定のビューに戻るには、[ホーム]をクリックします。	ウォークスルーをより詳細にコントロールするには、[Ctrl]+[Alt]を押しながらクリックします。 オブジェクトに近付く方向に移動するには、オブジェクトをクリックまたはタップします。 閉じたドアのようなオブジェクトを通過する場合は、そのオブジェクト上でダブル クリックまたはダブル タップします。 前進中に、PC 上でマウスをドラッグするか、モバイル端末上で指をドラッグして、周囲を見回すことができます。 目的地に達する前に停止するには、どこかをクリックまたはタップします。
[画面移動]	デザインまたはモデルをビューアの他の部分に移動するには、マウスの左ボタンを押しながらドラッグします。
[ズーム]	ズームするには、デザインまたはモデルの一部をクリックして、ダブルクリックします。 デザインまたはモデルの一部をクリックし、キーボードの[Ctrl]+下矢印を使用して拡大ズームし、[Ctrl]+上矢印を使用して縮小ズームします。 デザインまたはモデルの一部をクリックし、マウスのスクロール ホイールを使用します(前方へ回転/ユーザから離れる == 縮小ズーム、後方へ回転/ユーザに近付く == 拡大ズーム)。 既定のビューに戻るには、[ホーム]をクリックします。	[ウォークスルー]、[一人称]、[計測]などの他のオプションを選択した後に、[ズーム]オプションを使用することができます。 また、[計測]などのオプションを使用する前に[ズーム]オプションを使用することもできます。
[1 人称]	実際にモデルの中にいるかのようにモデルをナビゲートする場合は、[1 人称]ツールを使用します。 モデル内をナビゲートするには、キーボードの方向キーを使用します。 上: 前方へ移動 下: 後方へ移動 左: 左へ移動 右: 右へ移動 [W]、[A]、[S]、[D]と[Q]、[E]キーを使用して移動することもできます。 速く移動するには、[Shift]+方向キーを使用します。 ウォーク速度を変更するには、[+]/[-]キーを使用します。 ビュー方向ドラッグ モードを切り替えるには、[G]キーを使用します。	[ウォークスルー]オプションで方向キーを使用すると、モデルのビューが変更されます。視線を特定の方向に向けるのと同じです。[1 人称]ツールでは、モデルを見ている人が特定の方向に移動しています。 ウォークスルーの開始後に、[1 人称]オプションを使用してモデル内をナビゲートすることができます。

[オービット]ツール

ツール	使い方
[オービット]	回転するには、左マウス ボタン+ドラッグ
[自由オービット]	モデルを回転し、必要に応じて傾けるには、左マウス ボタン+ドラッグ

[カメラ]のオプション

ツール	使い方
[カメラ ロール]	[Alt]+[Shift]+左マウス ボタンを押してドラッグ
[カメラの焦点距離]	[Ctrl]+[Shift]+左マウス ボタンを押してドラッグ [Ctrl]+[Shift]+スクロール ホイール [Ctrl]+[Shift]+中マウス ボタンを押してドラッグ
[カメラをビューにフィット]	現在の選択範囲の境界ボックスの中心をビューポートの中央に配置します。 COI も境界ボックスの中心に設定されます。 設定後、COI が 1 秒間表示されて消えます。 何も選択していない場合、モデルの境界ボックスが使用されます。

検査ツール

ツール	使い方	ヒント
[計測]	[計測]オプションを選択します。計測の始点をクリックします。計測の終点でもう一度クリックします。計測値が[計測]ペインに表示されます。 2D のデザインまたはモデルでは、次の計測を行うことができます。 エッジからエッジまで 頂点から頂点まで エッジから頂点まで、およびその逆 角度 3D 計測は Fusion ファイルに使用できます。次のものを計測することができます。 円弧 面の面積 さらに、計測したパーツを選択表示することができます。[計測]ペインの[設定]をクリックして[分離計測]を選択します。デザインまたはモデルの残りの部分はグレー表示されます。 計測単位を変更するには、[計測]ペインの[設定]をクリックし、[単位のタイプ]ドロップダウン メニューから計測単位を選択します。 精度を小数点以下 5 桁まで設定することもできます。	計測する前に、必要に応じて拡大ズームします。 新しい部分を計測するには、ビューア内の他の場所をクリックして以前の選択を解除するか、[再実行]をクリックします。 次の計測単位を使用することができます。 ミリメートル 小数フィート フィートと分数インチ フィートと小数インチ 小数インチ 分数インチ メートル センチメートル ミリメートル センチメートルとミリメートル Fusion ファイルが 2015 年 10 月よりも古い場合、[計測]機能を使用するためには、最新バージョンに更新してください。
[画層管理]	デザイン ファイルまたはモデル ファイル内の画層を表示するには、[画層管理]をクリックします。画層を表示または非表示にするには、[画層管理]の電球アイコンをクリックします。[画層管理]で画層を検索することもできます。
[分解モデル]	デザインまたはモデルを分解して、モデルを構成するパーツを確認する場合は、このオプションを選択します。 パーツを分離するには、スライダを前方にドラッグします。モデルを元に戻すには、スライダを後方にドラッグします。	モデルを分解した後、モデルを回転したり拡大ズームして、パーツを詳しく見ることができます。
モデル ブラウザ	モデル ブラウザを選択します。見たいパーツの名前を[名前でフィルタ]フィールドに入力します。 モデルの他の部分はグレー表示されます。	モデル ブラウザを使用してパーツを検索した後、そのパーツの部分を選択することができます。 選択した部分のプロパティを表示するには、[プロパティ]オプションをクリックします。
	デザインまたはモデル内の選択したパーツのプロパティを表示する場合に、クリックします。	モデル ブラウザまたは左上にあるツールを使用してパーツを選択し、[プロパティ]をクリックします。

断面作成ツール

[直方体を追加]	ビューアのツールバーで[断面解析]をクリックし、使用する断面作成のタイプをクリックします。 X 平面を追加して X 軸に沿って切断します。 Y 平面を追加して Y 軸に沿って切断します。 Z 平面を追加して Z 軸に沿って切断します。 ボックスを追加して特定の領域を切断します。 目的のマニピュレータを、モデルの断面が希望どおりに作成されるまでドラッグします。 省略可能: コメントを記入し、断面ビューをコメントとともに保存します。 完了したら[断面解析]を再度クリックし、断面の作成をオフにします。
[Z 平面を追加]
[Y 平面を追加]
[X 平面を追加]

その他のツール

ツール	使い方	ヒント
[シミュレーション結果]	シミュレーション スタディを表示しているときに、ビューアのツールで使用できます。[シミュレーション結果]ペインを表示または非表示に切り替えることができます。シミュレーション結果を表示する方法を学習。
[プロパティ]	デザインまたはモデル内の選択したパーツのプロパティを表示する場合に、クリックします。	モデル ブラウザまたは左上にあるツールを使用してパーツを選択し、[プロパティ]をクリックします。
[設定]	このトピックの詳細は、「ビューアの設定をカスタマイズする」を参照してください。
[全画面表示]	ビューアを全画面表示に変更するにはこれをクリックし、[許可]をクリックします。全画面表示を終了するには、[Esc]を押すか[全画面表示]トグル オプションをクリックします。